「8」つながり、きょうも続く。
前エッセイ 蓮・ハスと睡蓮・スイレン = 蓮華・レンゲ ~ 「8月」八吉祥シンボルからの招待 の中で私は「8」の数字を何回も目にしたことを記している。
きのう、エッセイ執筆後、愛犬・宇宙・そらと散歩に出かけるとまたも「8888」のナンバーに遭遇した。
さらにきのう何回も「くまんばち」に遭遇したのを想い出した。ちなみに正式名称はクマバチ、なんだそうだ。「くまんばち」は方言の一つらしい。しかも蜂は基本的にすべて「ミツバチ」だという。
通称「くまんばち」は正式「クマバチ」でしかも本来は「ミツバチ」、というのだから、私たちの常識や一般認識なんてアテにならないということがわかる。
「絶対私の言うことが正しい」と主張することの恥ずかしさを「クマバチ」はこっそりとけれど確かに教えてくれた。
そのクマバチ、一般的には「性と多産」の象徴とされている。また、クマバチの羽根は身体に比べて小さすぎるため、普通に考えると飛行は困難と思われる。ところが羽根をかなりの速さで動かすことできちんと「飛行」を可能にしている。そのことから「不可能を可能にする存在」とされているんだとか。この時の「クマバチ」は「ミツバチ」に置き換えてもまったく同様のことが言えるそうだ。
さて、「クマバチを含むミツバチ」は仲間とのコミュニケーション手段として「8」の字ダンスをするとされている。そもそも「ミツバチ」は植物の蜜を採集し花粉を運ぶ。そのため仲間に「蜜」のありかを知らせるために「8」の字ダンスをする。研究が始まった頃は、それは「蜜」までの絶対距離を知らせているのだろうとされていたらしい。ところが近年の研究で、もっとシンプルに、感覚的な視覚の流れを知らせているのだ、ということがわかったという。
私たちヒトは、距離というとたいていは「絶対距離」のことを考える。蜂のように「視覚的な流れ」を利用して距離を測ることはない。もしかしたら蜂のような複眼を持った昆虫は、私たちヒトとは違って、もっと素直にシンプルに自然の現象を見つめて、距離を測っているのかもしれない。それは「距離」という概念に限らず。
そう、自然の仲間と言ってもみんながみんな人間と同じモノサシで宇宙や地球を感じているわけではないらしい。これもまた新たな発見。
人間の考えることが「絶対」ではないということ。
「8」、「森羅万象全宇宙」をあらわす数字。蜂は「8」の字ダンスで、感覚的に捉えた自然の中での距離感を仲間とのコミュニケーションに使っている。それは「脳」がもたらす、というより、その時点ですでに「全宇宙」と一体化しているからこそのことなのではないだろうか。
その「蜂・はち = 8」が私の目の前にたくさんあらわれたということは、「あなたも頭でっかちを捨てて、私たちのように全宇宙とひとつだったことを想い出してみたら。そうすればいままで不可能だと思っていたことが可能になることもあるかもしれないから」というお手紙が届けられた、ということなのかもしれない。
さて、表題に唐突に「ブーゲンビリア」の名前が出ている。
「ブーゲンビリア」は私の大好きな花のひとつ。先ほど外出した時に新種だろうか、「ガーデン・ブーゲンビリア」という名前の花に遭遇した。さっそく家のプランターに植えてみる。
「ブーゲンビリア」、『鮮やかな色彩に心躍る情熱の花』。シンボルは「情熱、縁結び、魅惑的」。裏シンボルは「魂」。だからなのか、「ガーデン・ブーゲンビリア」の花言葉は『あなたは魅力に満ちています』とのこと。
もしかして私たちは蜂のように「8」の字エネルギーを放射した時に、全宇宙とひとつ、という状態を具現化しているのではないか。
ブーゲンビリアの花びらに見える部分は実は苞(ほう)という葉の一部。花の本体はその中にひっそりと咲く。だからこそ「魂」という裏シンボルにつながるんだそうだ。しかも「苞(ほう)」の部分はネジレ模様に見えなくはない。だから「8」? あの形はブーゲンビリアの「8」の字ダンス ? さらに一見「花」のように見える苞は次から次へと生まれる。その姿はまるで花が次から次に咲き乱れるかのように。
「性と多産」の象徴。「蜂」とリンクする。
ブーゲンビリアはつる性植物でトゲもある。
つる性植物はその姿から「蛇」にみたてられることも少なくない。そのため、「男女和合」のシンボルとされることも少なくないんだとか。
うねうねと身体をくゆらせる「蛇」こそ、実は宇宙根源システムのエネルギー的アイコンとの見方は古来の日本では「王道」だった。日本がまだ「日本」になる前からずっと。
「8」の字ダンスのエネルギーと蛇の動き、DNA の二重らせん。
そこには一見「トゲ」とみまがう「愛」の本質が隠されているのかもしれない。
そこにあるものこそ、人生の蜜、なんだろうか。
人間以外の動物はみんなその味を生まれながらに知っていたりして。
◇ 参考
『アニマル・スピーク ~ 自然の力を借りる』 テッド・アンドリューズ著
↑
長い間お世話になり続けた本。まもなく「卒業」の予感。
『神話と伝説にみる花のシンボル事典』松原梨江子著
↑
花を市場に流通させるための「花言葉」よりさらに奥深くの花の本質を掘り下げるためのヒントとして最近活用させてもらっています。「花の芯」=「魂」 ?
※ 私の場合、「動物」と「植物・花」のいずれもの量子もつれによって何かを感じさせられているような気がしています。