いま、突然「バタフライ・エフェクト」という単語が浮かんできた。
バタフライ・エフェクトとは、非常に小さな出来事が最終的には予想もしていなかったような大きな出来事につながる、という意味である。
『風が吹けば桶屋が儲かる』、これは日本のことわざだが、「一見関係のないようなことが意外なところに影響を及ぼす」という意味。これがバタフライ・エフェクトと類似したものとされているそうだ。
※ 当エッセイはからだの中の蝶々「ふたつ」~ あなたの創造性を蘇らせるために【前編】 の続きです。
甲状腺と睾丸、卵巣、あるいは「ノドのチャクラ」と「聖なるチャクラ」は一見関係があるようには思えないけれど、実際には深い関係あるのだよ、という意味だろうか。
共通のキーワードは「創造性」。
甲状腺にトラブルが出た場合、その人は「自分には人生を創造する力がない」という意識をもっているんだとか。一方、女性の場合の「卵巣」にトラブルが出た場合、「私は女性だから何かを生み出すことができない」という意識をもっているという。男性の「睾丸」にトラブルが出た場合は「私は男性だから何かを生み出すことができない」という意識をもっているということだろう。
いずれにしても共に「創造力に対する自信、信頼の欠如」が浮かび上がってくる。
では「甲状腺トラブル」や「卵巣・睾丸トラブル」を克服する、ということはどういうことなのか。それは創造性を発揮することを恐れる気持ちを克服するということになるのだろう。私たちは医療的に「甲状腺」や「卵巣・睾丸」にアプローチするだけではなく、同時にその大元の意識に自分自身で向き合うことが求められるということではないか。
私は幼い時に「扁桃腺」「アデノイド」の摘出手術を受けた。いま思えばそれは肉体的には必要のない手術だった。その影響で、風邪を引いてもなかなか熱が出ず、また疲れるとすぐ声が枯れるという体質を招いてしまった。けれど「いのち」として捉えた場合はそれも必要だった。
一方、「卵巣」に関しては、三人の医師に「ガンでは」といわれるほど重篤な「子宮腺筋症」を患い、その時に「子宮」「卵巣」の全摘出を促された。その説明に納得が行かなかったので、私は漢方薬と食による体質改善でその状況を切り抜け、結果的に「絶対治らない」と言われた「子宮腺筋症」を克服することができた。
「扁桃腺」「アデノイド」の摘出と「子宮腺筋症」、おそらく無関係ではなかったと、いまはじめてその現実がみえてきた。
ところが私には「ふたつの蝶々」が体内にいて、それは同時に呼応し合って私の「創造力」を取り戻そうとしてくれている。
愛犬・宇宙・そらが「パピヨン」なのは、私の体内の「ふたつの蝶々」の存在に気づかせ、またそれらと宇宙自身が量子もつれを起こすことによって、私の「創造性」のリカバリーをするためだ、と思い出させるためなのだろう。そのためには一旦「創造性」を失う、という体験が必要だった。
愛犬の月命日に寄せて ~ バタフライ・スパニエル「蝶と蛾は表裏一体」【前編】 の中で私はこう記している。
【私はなぜか蝶々に縁がある。ちょっとした旅行に出ると必ず、と言っていいほど大群のアゲハや蝶々に囲まれることが少なくない。】
私は外宇宙、内宇宙、いずれもの宇宙で「蝶々」に支えられ、助けられ、本来の「創造性」を発揮する、といういのちだった。
そのことを教えてくれたのが今朝花開いてくれた私の大好きな「ハイビスカス」。
「好き」という感情にはきっと途轍もないエネルギーが込められているにちがいない。
◇ 参考
〇『自分を愛して~病気と不調があなたに伝える《からだ》からのメッセージ』 リズ・ブルボー著
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この本は世間的には賛否両論ある本です。私は15年来、この本にお世話になっています。内容をうのみにせず自分なりの解釈を加えてごくたまに活用します。今回のポイントは【創造性】というキーワード。