ゴキブリと黒いしじみ蝶 ~ 愛のリレー

暑いのでベランダで一休み。

 

ふとそこに黒いしじみ蝶。

 

黒いアゲハ蝶はシリウス、あるいは瀬織津姫エネルギーの象徴とされている。この場合の「瀬織津姫」は一柱としての天女的存在ではなく、宇宙根源神的エネルギー、または宇宙システムそのもののエネルギーの意味。

 

私の中では「しじみ蝶」もほぼ同じ役割。

 

一般的に「黒い蝶」をみかけるのは不吉なことが起こる前兆とあまり気持ちのいいものではないと捉える場合もあるようだ。

 

それは「キリスト教」あるいは西洋思想の影響。西洋では黒はデビルの色、したがって不吉なもの、あるいはよくない物事の象徴と捉える。

 

一方、白い色は吉祥の象徴。確かに天使は白で描かれていることが多い。

 

私自身も長い間、その価値観にお世話になった。

 

いまは少し異なる世界観の中にいる。

 

黒い蝶々は強い変化を促すエネルギーをもっているとする説がある。蝶はそもそも飛翔、そして変身、変容の象徴的存在だ。

 

では「黒」という色にはどんな意味があるのだろうか。

 

プラスの意味として、「保護」「誕生」「魔法」があるという。

 

一方マイナスの意味として、「排他的」「犠牲」があげられるらしい。

 

蝶は「死と再生」のシンボルでもあることから、黒い蝶は「魔法のように誕生をくりかえす」という意味にとれなくはない。

 

では「排他的」の意味は ?

 

私はなぜか「ゴキブリ」を思い浮かべた。

 

ここ数日「ゴキブリ」除けにハーブを購入したり、ベランダの植物の匂いを確認したり、という作業を行っていた。

 

黒光りのあの姿。私もゴキブリは苦手だ。

 

けれど一般的にいわれる「駆除」のように、ゴキブリの息の根を止めるような方法論ではなく、できればなんとなく遠慮していただく、そんな方向での対策はないだろうか、と考えてのこと。

 

わが家には犬猫がいる。彼らに対して「有毒」となるような化学物質は使いたくない。

 

どうやらインド料理に使うスパイスがいいらしい、また植物にも「ゴキブリよけ」効果が期待できるものがあるらしい。

 

いま調べてみたら「アロマティカス」、なんでもインド~南アフリカを中心に生息する多肉質とハーブの性質を持っている多年草植物なんだとか。

 

昨年、千葉の館山に行った帰り、はじめてこの植物に出逢い、何気に買って来てプランターに植えていた。

 

いまはこんもりいい感じに。触ってみるとハッカやミントのような香りがする。ゴキブリはハッカの香りを嫌う性質があるため、ゴキブリ対策になるという。

 

しかも。家の中にもおけるとのこと。なぁんだ、あのままキッチンに置けるんだ。

 

前エッセイ

ヒンドゥー的女性蔑視の謎 ~ 男性性と女性性のはざまで揺蕩う

で「ヒンドゥーとのご縁」の話をしたけれど、はい、ゴキブリ対策として「インドのハーブ」とつながった。

 

ゴキブリというのは三億年前に地上に登場して以来、ほとんど進化のプロセスを辿らずに今までいきのびているなんとも生命力の強い生き物らしい。

 

この「三億年」の根拠はあるのか、と言われると「わからない」、ただそういう説があるらしいということだけ。

 

そのことから生きた化石とも呼ばれているという。

 

ゴキブリはそのたくましい生命力や粘り強さを私たちヒトに教えてくれる役割があるというのだ。

 

ところがゴキブリは波動が低いので私たちはみただけで不快感を感じてしまうんだとか。

 

この時の「波動が低い」は「悪い」という意味ではなく、単に「波動が低い」というだけ。そのことから転じて、私たちは自分の中の波動の低い部分にフタをしがち、「ちゃんと自分自身に向き合って」というメッセージを伝えるためにゴキブリが姿をあらわす、というようなことを以前どこかで目にした。

 

そう、ずいぶんと遠回りをしたが、私たちヒトのゴキブリに対する「排他性」のエネルギーが「黒」なんじゃないかと。

 

今回の黒しじみ蝶は「ゴキブリへの排他性と同じように他者への排他的な意識を手放して、魔法のように新たないのちを誕生させ、あなた自身を再生するチャンスですよ」=「飛翔」のメッセージを携えてわがベランダに来てくれたのかもしれないと私の中ではストーリーがつながったのである。

 

黒、という色にもちゃんと意味がある。ただ「悪魔」の色、「不吉なものの象徴」だけではない。

 

しじみ蝶にも意味がある。ただちっちゃな愛らしい蝶々ではない。

 

ゴキブリにも意味がある。実はゴキブリには現在「害虫」認定を受けるような有害性は認められていない。

 

ただ「気持ち悪いから」と駆除していいものだろうか。

 

必要がなければ三億年もの間、この地球に生息できるはずがない。

 

仲良く、とまではいかなくても、少なくともむやみやたらに薬を使って撃退するような相手ではないのではないか。好き、嫌いは別にして。

 

それをしじみ蝶と手を取り合いながらゴキブリは私に伝えてくれたのかもしれない。

 

このスケール観こそ、「シリウス」であり「瀬織津姫エネルギー」につながるような気がする。

 

◇ 追記   「アロマティカス」の花言葉  『友情』

 

 

 

 

※ あまりにもの暑さから頭がボォっとしています。

 

  私は多動性の傾向があるのでこういう時は文章があっちに行ったり、こっちに行ったりします。

 

  おそらくこれも必要なこと。

 

  「ゴキブリ」についてはどうしても執筆しなければいけない気持ちにさせられていました。

 

 

 

 

◇ 参考

 

『アニマルスピーク ~ 自然の力を借りる』 テッド・アンドリューズ著

  

黒アゲハ蝶のスピリチュアルな意味 

 

ゴキブリは粘り強さを意味する虫?ゴキブリのスピリチュアルな意味を解説

 

アロマティカスはゴキブリ対策や虫除けになる?効果的な置き場所は?

 

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