鮮やかな空だった。
巨大な羽根雲、もっともこんな言葉があるかどうかはわからない。
さらに巨大な翼雲。
どれをみてもフェニックスともとれなくはない。
フェニックスは和名では不死鳥といい、蘇り、再生などの意味をもつ伝承上の存在。
興味深いことに悪魔学におけるソロモン72柱の一柱「フェネクス」も「フェニックス」と呼ぶことがあるらしい。
「フェネクス」とは「優れた詩の作り手」、階級は「伯爵」だという。
悪魔学とあるので不快感をもつ場合もあるかもしれない。
私はこれらの悪魔は現在すでに「悪」の概念が和らいだ「魔術師」的なエネルギー記号に移行しているのでは、と
感じているのでこのタイミングで「優れた詩の作り手」エネルギーと出逢えたことをむしろ光栄に思う。
いえ、もしかしたら悪魔であり、同時に悪魔ではない、という概念か。
いずれにしろ、今朝の空には「羽根」「翼」「羽衣」が息遣いを楽しむかのように舞い乱れていた。
高波動のサイン。
そこに巨大な古代蓮だ。
もしかしてこの空は遠いあの日の「縄文」の空だろうか。
鳥や蝶のように「翼」「羽根」をもつ生き物は古代の人々にとっては「気の精」であり、「天界の一部」だったとする説がある。
同時に「風」であり、「創造主概念」からのメッセージが込められているとも考えられていたようだ。
そして古代蓮。世俗にそまらない純粋な生命の象徴。
いのちの蘇り。
時空の超越。
◇ 参考
『アニマル・スピーク~自然の力を借りる』 テッド・アンドリューズ著
『神話と伝説にみる花のシンボル事典』 杉原梨江子著