今朝、ふとある書籍の1ページをめくっていました。
そこには『風邪の効用』ならぬインフルエンザの効用が記されていました。『風邪の効用』とは野口整体創始者・野口 晴哉による著書で、一般的には風邪は万病の元と言われているけれど実は風邪は万病を防ぐほどの効用があるとの理論が展開されたものです。
私の解釈は相も変わらずバクッとしています、興味がある場合はご自分でお調べいただく方がいいかもしれませんね。
私自身は、この理論は「風邪を引くと血管が良い感じで緩むので体内のよくないものが自然に排泄、排毒されることになる。上手に風邪を引くと古い病気が自然に治ったり、結果的に病気になりにくい身体になったりする」との解釈をしています。はじめてこの情報を知った時、本当にありがたい情報に出逢えたな、と感慨深く、小さい時から風邪を引きやすかったりちょっとしたことで微熱が出る自分の体質は身体が弱いからそうなっているわけではなく、むしろ動物的本能とか自然の叡智のようなものがきちんと働いていた結果だったからなんだ、と、なんとも深いところで安堵感を覚えたものです。
以来、ちょこっとした風邪は「調整、調整」と捉え、特にお薬などを飲むこともなくなりました。たいていそれらはよほどのことがなければ数時間で過ぎ去っていくことがわかりました。
今回は「インフルエンザ」です。インフルエンザと言えば、私は一か月ほど二種類のインフルエンザに苦しめられ、マジでヤバイかも、と思うほどの体験をしたことがあります。当時、会社勤めのストレスがピークに達していて免疫力が下がっていたため、熱が出て、鼻の下にサッカーボールのようなゴツゴツのかさぶた状になるほどのヘルペスが出たくらい。今までの人生で三本の指に入るほどの体調悪化体験でした。
ところが、です。インフルエンザは本来子供の時に感染し、しっかりと免疫力を高めてから治癒すると大人になって発症してもその症状は軽くてすむものなんだとか。なんでも白血球の一種であるリンパ球がウイルスと闘い抗体を作ってくれる。その時に発熱が起こるらしいのですが発熱は治癒力を高めるためのものなので、熱を下げないでそのまま自然治癒を待つと、結果的に抵抗力がつき同時に免疫力が上がるというのです。
免疫システムは素人にはむずかしいところなのでこちらもバクッと解釈しています。「細かい表現違うよ」というところもあるかもしれませんが、お許しを。
バクッ、とはしていますが、つまりはインフルエンザにつきものの発熱が免疫力アップという効用につながるということですね。ただしやはり注意点はあって、あまりにも熱が下がらない時は解熱剤などの活用は必要とのこと。それとお年寄りなどで免疫力が下がっている場合は適正な処置が必要とのことです。
たいていの場合、免疫力が「普通」に備わっていれば3日間もすると自然に熱が下がり同時に免疫力がつく、とのこと。
確かに最近、「インフルは自然に治るもの」との情報を目にすることも多くなってきていました。
その根拠は免疫学的に視て、ということだったのですね。そう、私が手にとった書籍は『安保徹のやさしい解体新書』というもの。安保徹(敬称略)は世界的な免疫学者とされる人だそうです。個人的に安保先生の考え方に心酔しているというわけではなく、数週間前、なぜかこの本が目に飛び込んできたのでさっそくAmazonで購入していたのですが、これまたなぜかあまり中身を読んでいなかったのです。今朝突然この本の方から私の手の中に飛び込んできてくれたような感じでした。「インフルエンザ」のページもたまたま開いたページがそうだった、というもの。
へぇ~、インフルエンザも必要以上に怖がらなくていいんだ、むしろ体力があったら、インフルにかかっても「Lucky !」と捉えてもいいんだ、と『風邪の効用』を読み終えた時と同じような安堵感に今包まれています。
そうそう、安保先生によると、身体に自信のある人はインフルにかかった場合部屋をあたたかくして身体を温めて自然治癒を待ちましょうとしています。
さまざまな考え方がありますね。これが正しいよ~、という意味ではなく、こういう考え方もあるらしいですよ、とあくまでも参考例として。
数か月前『いのちの仕組み』(石原克己・いのちの治療家・著)という本を手にしたのですが、この本には「いのちに宿る知性のおかげで」の文字がありました。
私たちの身体はいのちと直結していて、そのいのちそのものに知性が備わっている、ということなのでしょうか。その知性は私たちの脳におさめられたちっぽけな知性よりずっと壮大なレベルのものなのかもしれません。
いずれにしても病気をそんなにも怖がる必要はないんだと、どちらかと言うと体力があまりない私にとって、嬉しい励みとなるような情報たちとの出逢いが増えてきました。
※ 追記 当エッセイの前のエッセイはこちらです 重篤なペットロス、その要因は ?
きのう、風が変わりましたね。私は地球のエネルギーが大きく変わった時にこの表現をよく使います。おそらくは「氣が変わった」ということなのかな、と。
個人的にここ一か月半近くものすご~く身体がだるくて、暑さで眠れない日もあって、三日に一度くらいは数時間のプチダウンを繰り返していました。
「ヤバイ、ヤバイ」と自分で自分を追い込んでしまったこともありましたが、当エッセイにあるようにただの調整だったみたい。これだけ長い期間の調整だったということは、今回の地球のエネルギー変動は相当のものだったともいえるでしょうか。
私たちの細胞、身体、命は、大いなる全体とリンクしています。ついつい、人間スケールでの体調管理情報に目が向いてしまいますが、少し深呼吸をして俯瞰での体調変動と管理を考えていった方がよさそうですね。
大丈夫です、私たちの「いのち」はそんなにやわには創られていないから。私自身も忘れてしまいがちだけど。
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