ビックリしました、同時にホッとしました。もしかしたら私は軽症の仮面うつ病なのかもしれません。
◎ 以下、検索情報 https://www.iwatakokorono-cl.com/target_disease/depression/から(文章少し加筆)
「仮面うつ病」というのは抑うつ気分がほとんど目立たないタイプのうつ病のこと。まじめで責任感の強い人の中には「他人に弱音は絶対に吐けない」「元気のないところを見せるわけにはいかない」とうわべを取り繕って元気なふりをする人がいる。元気な仮面をつけているようなので「仮面うつ病」と呼ばれる。
↑ 「他人に弱音を吐けない」、強がってうわべを取り繕う、まじめで責任感が強い。まさに「私」。
◎ 以下、検索情報 http://sleep-mental-tsukuba.com/medical/depression/から抜粋。どんな人に抑うつ状態が出やすいか。
- まじめで仕事熱心
- 完全主義で几帳面
- 仕事や家事を人任せにできない
- 人にどう見られているか非常に気になる
さらに『日本人の4人に1人が、 一生のうちで一度は抑うつ状態(うつ病エピソード)を経験するといわれています。』とあります。
つまり。ここ ↑ 、日本人の25%が何らかの形で抑うつ状態になり、その何パーセントかは仮面うつ病、と呼ばれるものの可能性が高い、ということ。
さらにこれこそうつ病のポイントなのか、というもの。
◎ 検索情報 https://yuik.net/man/386.html を参考にしたところ、
うつ病になると3つの微小妄想が出やすい。微小妄想とは「自分は小さい存在だ」と感じること。
ひとつは
〇 心気妄想 / 自分は病気なのではないかと強く思い込む
ひとつは
〇 貧困妄想 / 自分は貧乏なのではないかと強く思い込む
そしてもうひとつ
〇 罪業妄想 / 自分は罪深い存在だと強く思い込む
この3つの妄想が強い場合はうつ病の可能性が高い、というのです。
何が思い当たったかというと、私の場合は「罪業妄想」、これです。 私は自分の内側に目を向ける「内観ワーク」&「インナー・チャイルド・ケア」をセルフでずっと行ってきているのですが、その中でどうしてもクリアできないポイントとして罪悪感の強さがあります。
自分の感情を掘り下げると必ずそこに「自分がいけないコだから」とか「ダメなコだから」という意識があらわれて、何回も何回もクリアしようとしたのですが抜けきれない何かがあって、これが私の「業」なのかと。そう過去生からの人生の課題なのかな、と感じていたのですが、過去生からの課題かどうかは別にして、それが「妄想」であることがわかったこと。これが冒頭の「ホッとした」発言につながっています。
そもそもこの3つの微小妄想、これって心理学的にみれば自己肯定の低い人、自己否定の強い人、自尊心の低い人にも見られる妄想のはず。さらにたいていの日本人は、この3つのうち、何かしらの妄想を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。心理学的に捉えれば、これらは私たちの胎内記憶、あるいはバース・トラウマなどと直結していることがわかります。そう、これらは私たちの性格と思われやすい特徴ですが、そもそも母親の感情に同一化してしまった、あるいは幼少期の脳に何らかの記憶が残ってしまったことの「トラウマ」によるものだということです。
となると過去生からの課題、という捉え方にこだわる必要もなく、また「トラウマ」なので、それを強く認識して「認知の歪み」を正していけば、いつかその妄想から解き放たれる時がくるということです。
実際、軽度の抑うつ症状が私のように「罪業妄想」につながっているのなら、自分でそれを認識し、受け容れれば、ゼロにはならないまでも「これはあくまでも妄想なので真実ではない」という意識に置き換えることができます。
またうつ病を発症しやすい人の特徴として
- まじめで仕事熱心
- 完全主義で几帳面
- 仕事や家事を人任せにできない
- 人にどう見られているか非常に気になる
というものがあるとお話しましたが、これらを読み解けばその大元に「自尊心の低さ」があることがわかります。そう、性格的特徴のように見えながらその実、それは脳内の誤った記憶が原因になっているということ。であればその脳内記憶を置き換えるような思考を繰り返せば潜在意識を塗り替えることができるということです。
つまり、まじめで一生懸命であるがゆえに「うつ病」などにつながりやすく、自分でも気が付かないうちにさまざまな妄想を生み出してしまっているのが今現在のあるがままの自分だということを受け容れ、けれどそれは母親の胎内にいる時に感じ取った何らかの歪んだ感情が原因であるらしいと認識し、その記憶は正しくない、正しい記憶に置き換えようと自分自身で内なる自分、潜在意識に働きかければ、仮面うつ病の状態に甘んじている必要はなくなるということ。
そう、自分で自分を裁く、自分で自分を責める癖は私自身のものではないと切り離していくことができる、ということです。
幸い私の場合は日常生活で困るほどの抑うつにはなっていない様子。この段階で自分の意識でさらなる抑うつにはまる必要はないよ、と自分自身に言い聞かせてあげればいいのですよね。
うつ病はこころの風邪と言われるほど身近な病気です。風邪は過ぎていくもの。であればうつ病も過ぎていくもの。自分は抑うつになりやすい傾向はあるけれど、それは自分が悪いからではない、と明確に自分自身に伝えることができます。
それが自尊心につながり、自愛につながります。本当の自分はこうなんだ、と自分で自分を抱きしめることができる。
罪業妄想なんて言葉は知りませんでした。たったこれだけの言葉だけど、私のこころは救われました。だって「妄想」なんです、実態のない。であればその妄想を手放してしまえばいい。
私たちのこころの問題は、こんな風にふとしたことから解けていくことが少なくありません。
私の父は他界していますが晩年「双極性障害」、いわゆる躁鬱病で薬漬けになり心身共に苦しみぬきました。心理学を知らなければ私は自分のこの性格を遺伝によるもの、そして私自身もうつ病になりやすいと自分で自分に呪いをかけてしまったでしょう。
私のこの性格は幼少時の脳の記憶によるもの。自尊心の低さも私自身に非があるわけではない。私は悪くない、私はそんなに小さくない。
改めて本当の自分に気づくキッカケをもらいました。言葉のイメージがネガティブだからと目を背けないことです。そこには光り輝く私たちへのGiftが隠されているのですから。
私と同じように無意識レベルでの抑うつ傾向の強いあなたへ。自分の意思と意識でそこから抜け出すことができるかもしれませんよ。
※ 追記 当エッセイの前のエッセイはこちらです。孤独感、孤立感を感じていたらエンドレス状態に
一般にまじめな人ほど罪悪感を抱きやすいと言われています。ひとつ罪悪感を感じるとドンドン負のループにはまっていってしまいますよね。
罪悪感は妄想なのです、実態はない、現実ではない。そこに気づきましょう。自分で自分に罰を課し続ける必要はないのです。
心理学者フロイトは神経症の大家ですが、自身も神経症的症状に苦しんでいたと言います。同じく心理学者のユングは統合失調症を深く探求しましたが自身も統合失調症の傾向を持ち合わせていました。
こころの病、こころの歪みなどは誰にでもあらわれるもの。ごく一部の繊細な人たち限定の課題ではないということです。その大元が母親の胎内にいる時の記憶に関わっているという現実、これを受け容れることが自分自身につながる一歩になります。以下、よかったらあわせてご覧になってみてください。
胎内トラウマ、バース・トラウマが紐解けると認知の歪みによる人生の苦しみが軽減します
やっとたどりつきました、「無力感」の大元の感情は胎内体験にありました !