長いタイトルですが。
ここ一週間ほど、集中的にセルフでインナー・チャイルド・ケアを行ってきました。すごいです、インナー・チャイルドの光と「笑顔」のエネルギーが伝わってくるようになりました。
インナー・チャイルドというのは誰の中にも息づいている内なる子供のこと。さまざまな捉え方があって、このインナー・チャイルドは潜在意識そのものに相当するとか、あるいは幼少期のこころの傷付きのこととか。私はイメージで捉えるのが得意ではないので、漠然とそのエネルギーを感じる程度。
ただしインナー・チャイルドに話しかけると言葉ではなくエネルギーが答えてくれたり、なんとなく概念でのコミュニケーションができたり、アニマル・コミュニケーションと似た感覚でつながる場合も出て来ます。その、インナー・チャイルドに一週間語りかけ、その都度ケアをして、この方法をインナー・チャイルド・ヒーリングと言ったりする場合もありますが、あくまでも自己流で思いつくままインナー・チャイルドに向き合ってみました。
そして一週間たったきょう、そうなのです、インナー・チャイルドが光を届けてくれたり、はしゃぐような笑いのエネルギーを届けてくれたり、で私もかなり嬉しくなってしまったりして。
インナー・チャイルドは私たちの中で基本、現在進行形で存在しています。チャイルドというだけあって子供の頃の自分が存在しているわけですが、それが何歳なのか、いつ頃の自分なのか、私の場合はわかりません。おそらく何歳くらい ? の感覚。最初の頃は傷がたくさんあったためか、「淋しい」とか「私なんか」という、かなりネガティブな意識どっぷりで正直ちょっと疲れましたが、それがきょうは「もしかして笑ってる ?」というようなスタンスが多くなり、これが実際「ヒーリングされた」結果なのでしょうね。
ここに傷ついて泣いているお子さんがいるとします。どうしたの ? とお話を聞いて、そっか、淋しかったよね、もう、平気だよ。あなたは一人じゃないから安心して。とそう話しかけただけでそのお子さんの気持ちが軽くなって笑顔が戻る場合がありますよね。もちろんこころを寄り添わせて、という意味です。
それとまったく同じ。とにかくお話を聴く。そして共感する。そして受け容れる。姿の見えない、けれど確かに存在する幼かった自分自身に。当時のままのエネルギーが現在進行形で私たちの中に同居しているわけです。その感覚が理解できればインナー・チャイルドと向き合うことはそんなに難しいことではないはず。
ただマインドが邪魔をして、「そんなのいるわけないじゃない」とか「話が通じるはずがない」とか思っていると、インナー・チャイルドもかたくなにハートを閉じてしまうかもしれません。人間関係の基本ですね、まず自分がハートを開いて相手の話を聴いて、相手の気持ちを理解しようとしてみる。もしかしたらこころの傷が深くて最初は答えてくれないかもしれないけれど、気長に誠実に向き合っていればいつかハートを開いてくれるのではないでしょうか。私の場合はそうでした。
元々淋しがり屋な幼い自分ですから、お話をたくさん聴いてほしいと思っていることはすぐにわかりました。
さて、そのインナー・チャイルドとの対話を重ねているうちに、母親の胎内にいた時に感じたんだろうこころの大元の傷のいくつかが浮かび上がってきました。同時に母のお腹から出てくる時、そして乳幼児、さらに幼少期、いっても7歳くらいまでのこころの傷がいくつもいくつも。それらはある程度「体系化」できることに気づきました。元々幼い感情なので「怖い」とか「淋しい」とか「話を聴いてほしい」とかとてもシンプルなのです。
インナー・チャイルド・ヒーリングというと、一般的には誘導瞑想などを使ったヒプノの傾向が多いと思いますが、私自身がビジュアル化があまり得意ではないタイプなので、ダイレクトに感情や意識をストンと感じ取った方がケアしやすいな、というのがこの一週間でわかりました。
特に胎内トラウマとバース・トラウマと呼ばれる乳幼児のこころの傷はいくつかのパターンに分類することができます。「この感情、もしかしてトラウマになってるかな ?」と感じようとするだけでそれが実際トラウマになっているかどうかがわかりました。
さらに深いセラピーを望む人はそれにふさわしいセラピストさんがいらっしゃると思います。私のやり方はかなりシンプルなので、一度方法を覚えてしまえばその後、ご自身でケアを続けていくことができます。どこまで求めるか、ですが、しばらく取り組めば、お気持ちがグッと軽くなることはそれなりに期待できるかもしれません。
私自身が一週間集中的に取り組んだだけでその間にたくさんのこころの傷のヒーリングが行われ、インナー・チャイルドとの関係が変わったことを実感したほど。
これらのワークは一生モンです。特にインナー・チャイルドを意識しなくても自分自身が抑圧し続けてきた感情に向き合う内観ワークとか、その時々で使い分けをしながら。私の場合、たまたまインナー・チャイルド・濃密ケア週間 ! が訪れたのでそれを楽しんじゃった、ということなんですけれど。
胎内トラウマ、バース・トラウマ。これは「トラウマ・セラピー」の起点になるはず。原初の傷、とでも言ったらいいのか傷の種、と言ったらいいのか、ここで感じたことがたいていその後の人生でリフレインであらわれている感じ。大元の傷なんです、ここでの痛みが何らかの認知の歪みを生み出している。
とすればこの大元の傷を100%ではないまでも認識できれば、ヒーリングにつなげることができます。そう、こころの傷の大元に立ち返ってニュートラルな記憶に戻す感覚。
やっとたどりつきました、「無力感」の大元の感情は胎内体験にありました ! のエッセイでお伝えしたように私たちの人生の課題の原点として「胎内」に何かがあると気づきました。胎内トラウマを外して考えるバース・トラウマ概念もあるのですが、私自身は確信として胎内体験によるトラウマはあるだろう、と捉えています。
カウンセリングをメインとした「バース・トラウマ・セッション」。まもなくご提供できるかと思います。これによって、『 自分のドロッドロな闇を徹底的に受け容れる 』とあわせて私のセッションの柱になる考え方がまとまりました。
※ 追記 当エッセイの前のエッセイはこちらです。お客さまのお声、更新しました
私はエネルギーに敏感な体質なので、今のように大きな自然災害が起きていたりするとその影響を受けることが多いのですが、今回はたまたまなのか、あまりエネルギー的影響を感じないで済んでいます。もしかしてこれがインナー・チャイルド・ケアの効果だとすると、憑依体質、霊媒体質、エンパス、HSPなどの方のケアとしても効果が見込めるはず。そう、私たちが体質や性癖と思っているものの多くが幼少期のトラウマによるもの、という見解は心理学の世界ではポピュラーな捉え方です。
私自身の中にたくさんの傷つき体験があったからこそ何かの幅が今、拡がろうとしているのかもしれません。痛みを伴う時には必ずその先に光があることを信じて。