自己解放のビッグ・ウェイブの訪れです。
「ひとりぼっちで淋しいよ~」、私の潜在意識からの声。私たちが自分で意識しているのは顕在意識。一方潜在意識は深層心理とも言われ、自分ではなかなかそれと認識することができません。
ところが顕在意識で何かのひっかかりがあった時に、その真意を掘り下げると、「あぁ、あの時のあの感情が今の私の感情の種になっていたのだな」とわかる場合があるのです。その部分が潜在意識。
「ひとりぼっちで淋しいよ~」、私の場合、そもそも何がそのキッカケになっているのか記憶が定かではありません。が確かに「ひとりぼっちで淋しいよ~」と泣き叫ぶ私の内なる声の存在を感じるのです。
しばらく観察していたら、なるほど、おそらくこれは母の感情だ、と。私が母の胎内にいる時に、母はどうやらその妊娠に不安を感じ、父にほおっておかれているような気持ちになったようです。ようです、としているのは私の両親は他界しているためその真意を探ることができないから。
さらにそれはおそらく母の内なる声、心理学でいうところのインナー・チャイルドの声。
そう、「ひとりぼっちで淋しいよ~」は母の内なる子供、インナー・チャイルドの声であり、同時にそれを母の胎内で自分の感情として感じ取った私の内なる子供、インナー・チャイルドの声。母と私は同じ感情を共有しているのではないか、その声がいつまでも息づいていて、大人になった私の真ん中で「ひとりぼっちで淋しいよ~」と泣き叫んでいるのではないか。
つまり、これは母と私の依存による感情であり、母子癒着による感情なのではないか、と。
もしそうだとしたら、この声はたいていの人の中に記憶されている集合意識のひとつかもしれません。
こんな感じで捉えてもらうとわかりやすいでしょうか。私たちは母親の感情を母と子供で共有したり、同調し合ったりする関係。子供が成長して何か自分の中でくすぶるな、と感じた感情は、可能性として母親の胎内にいる時に感じ取った母からの感情、あるいはこの世に生を受けて割と早い段階で母親から感じ取った母の感情の可能性が大、だということ。
この仕組みがもし「そう」だとしたら、「ひとりぼっちで淋しいよ~」という感情は万人に共通したものである可能性が出てきます。
私たちは「ひとりぼっちで淋しいかわいそうな私」を感じたくないばっかりに、自分の中にある、この「ひとりぼっちで淋しいよ~」という感情を押し殺し続けて生きているのかもしれませんね。
潜在意識、あるいは深層心理。自分ではそれと感じることのできない無意識の中での感情。これらを一つ一つ探り出して、「うんうん、そうだったね。わかるよ」と抱きしめていくと、これらの感情は大暴れをしなくなります。私の中に突然「ひとりぼっちで淋しいよ~」という感情が浮かんできたということは、「もう、いい加減にして」という思いなのかあるいは「やっと出てこれたよ」という思いなのか、いずれにしても「今、出たいから出てきた」感情であることに変わりはありません。私はそれを認め、受け容れるだけ。
これらの一見ネガティブな感情こそ、愛の光につながる内なる自分からのプレゼントです。
もしこの話にピンとくるようならあなたも「ひとりぼっちで淋しいよ~」と感じてみてくださいね。
私たちの感情に善悪や優劣はありません。どんな感情も私たち自身。「ネガティブはいけないよね」という思い込みで苦しんでいるようなら、ちょっと視点を変えてみるのはいかがでしょう。
ポジティブ信奉で行き詰まってしまったあなたに向けて、私の実体験を含めてお話させてもらっています。私も以前「ポジティブでいなければ」と結果苦しんだことがあるから。
※ 追記
同じテーマのエッセイです、よかったらこちらも併せてご覧ください。
私たちは自分の真ん中にさまざまなネガティブな感情が渦巻いています。それに気づかずにいるとその感情たちは力をもって暴走を始めます。なんかカチンとくる、わからないけどムカツク、といった感情は、実は自分の幼少期の記憶によるものがほとんど。その大元になっている火種を見つけ出すことで、その感情の暴走が食い止められるようになります。火消をできるのは自分だけ。誰かが手助けしてくれることはあっても、自分がやる気にならなければその火はくすぶり続けます。
やるしかない、自分、で。
当エッセイは以下の流れで生まれてきたものです。
やっとたどりつきました、「無力感」の大元の感情は胎内体験にありました !
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私たちの苦しみの原点はまちがいなく母親の胎内にいる時を含めた幼児体験の記憶です。この部分に何らかの欠損があると、私たちの人生はバグを起こします。その事実を受け容れること。そして欠損を満たすなんらかの作業を試みること。その二点であなたの今のお悩みは軽減します。軽減のスケール、レベルは人それぞれですが、それでもやらないよりはやった方がいい。自分自身のために。実体験を通じてそう確信しています。