気がはやいです、いきなり収穫の歓び。
5月25日に夏野菜とハーブの寄せ植えを作りました。ガーデニング歴は長いもののここ数年お花に特化していて、家庭菜園は結婚当初以来のこと。
そもそも「コンパニオン・プランツ」という素敵な言葉にひかれ、なるほど夏野菜とハーブを一緒に植えるとハーブが虫よけになってさらに受粉もしやすくなるらしい、と、そんな共存共栄という自然の叡智をわがガーデンで感じてみたいな、と思ったことが今回の家庭菜園のきっかけになりました。
マンション住まいなので、お花用プランターよりさらに大きいプランターとお野菜用土を購入し、手で土を混ぜ込みながらの植え込みになりました。すごいな、と感じたのは、その数日前から気分のアップダウンが大きくてなんとも身体がしんどかったのですが、土いじりをした途端に生き返ってしまったこと。私自身が、です。自然の圧倒的パワーに感動しながらの寄せ植えづくり。
それからきょうで8日目。ベランダに出て何気なくプランターをみたら、なんと、ものすごくちっちゃいグリーンの実ですが、トマトがしっかり実をつけてくれているのです。
感動 ! 私たちは本当はこんなちっちゃなことに感動できる生き物だったんだ、と子供の頃の自分を想い出すかのようにこころが弾けています。
ネットでさぁっと調べてみると、トマトの語源がヒット。なんでも古代アステカ語でトマトの実を「トマトゥル=膨らむ果実」と呼んでいたからなんだとか。またトマトは太陽のエネルギーの強いパワー・フードでもあるそうです。
なるほどね、とここからは私流解釈で、太陽のように明るい性格の私が顔を出したよ、というメッセージがきたな、と。
まだまだちびっちゃい緑の実なんですが、これが赤くなったら。赤い色には、血、傷、動物的なエモーション、情熱、日の出、感傷、生命などの意味があると言いますから、いずれにしても生命の躍動、肉体的パワーと情熱に満ち満ちた、まさに新たな生命エネルギーの誕生、という壮大 ! なメッセージが届いた気分。
そうですね、誇大妄想気味。おそらくここ数か月の内的生活の反動ではないかと。私たちは自粛生活を三か月行ったことによって新たな自分に生まれ変わるチャンスをもらったのかもしれませんね。ウツウツと内にこもったからこその外的エネルギーの爆発。
まだ爆発には至っていないけれど、その第一歩をわがトマトが伝えてくれようとしているのかもしれません。
ガーデニング、ちっちゃなお庭です。庭は楽園のイメージをもち、宝物の隠し場の象徴であり、女性性そのものでもあるとのこと。
創造。大地の力を借りて、わがベランダ・ガーデンに新たな生命エネルギーの誕生です。地球は私たちにとって楽園であり、宝物がいっぱいつまった文字通り宝箱でもあるということ。
地球とこうやって同調させてもらえることが私たちひとつひとつの命にとっての幸せの種なんですね、きっと。
※ 追記 当エッセイの前のエッセイはこちらです。白黒コンビのカラス君との出逢い
当エッセイ、しばらくお休みしていましたが2020/06/01に地球回帰、自然回帰、人間回帰というエッセイで再開することができました。
→ 白黒コンビのカラス君との出逢い に続き、きょうの『トマトが実をつけはじめました !』の流れ。
そう、私たちは地球の中で突出した存在でもなく、だからと言って落ちこぼれた存在でもなく、動物や植物、鉱物などと一緒に横並びで生きている自然そのものだということなのではないでしょうか。
そこには菌やウィルスの存在も含まれて。
あ~、戻ってきましたよ、このサイトは私の魂にとっての「ホーム」なのです。
参考『ユング心理学へのいざない~内なる世界への旅』秋山さと子著