森を見て感じて生きる

 

専門家。スペシャリスト。エキスパート。

 

こう呼ばれる人は、私たちの周りにたくさんいます。たいていの場合、私たちは専門家に対して「知識の深い、あるいは知識の多い自分より優れた人」という想いを抱きます。

 

専門家とはあるジャンルに長けた人。例えば獣医さんは動物の病気に関する治療情報に長けた人。もちろんそれは素晴らしいことです、同時に専門ジャンル以外の達人、ではありませんね。今、ふとそう感じました。

 

獣医さんは木の一部分に関して、ものすごい知識とスキルを携えた人です。その得意分野に関しては私たちは叶いません。競争意識ではなく、ただ事実として叶いません。

 

では森についてはどうでしょう ?  獣医さんは土のこともエネルギーのことも樹々が何を考えているかも森がどんな役割をもっているかも、そして宇宙全体の仕組みの中で森がどういう位置づけにあるのか全部知っているでしょうか ?

 

獣医さんは動物という一つの木の病気の治療に関する専門家です。同時にそれは専門以外のことすべての専門家ではないということです。

 

私たちいわゆる生活人としての「飼い主」は動物の病気に関する知識とスキルは少なくても、もしかしたら森全体を一様に見回す可能性を与えられているのではないでしょうか。

 

獣医さんを頼るのは、実際に動物君が病気になった時。どうしてもその病気の改善方法がわからない時に獣医さんの専門的能力に頼るという選択肢が与えられています。

 

獣医さんのフィルターは「健康か病気か」のフィルターです。「このコは今幸せか。その幸せを飼い主さんと循環できているか。もし循環できていないとしたらそれを改善する方法はなんなのか」のフィルターはありません。そのフィルターがあったら「健康か病気か」のフィルターは十分に活用できなくなってしまうからです。

 

人にはそれぞれ得意分野があります。自分の不得意なジャンルの情報を知っている人に遭遇すると、私たちは「あ、すごいな、この人の言うことに従った方が安全だな」というセンサーが働きます。

 

例えばペット君の具合が悪いとします。私はその状態は調整の状態であって病気の状態ではないと感じたとします。そのあらわれている症状は一過性のもので時が過ぎればなくなる可能性が高いと感じるとします。一方獣医さんは「それは〇〇が原因による△△病です。すぐに治療をしましょう」と言ったとします。

 

あなたはどちらの言うことにハートが響きますか。もちろん獣医さんです、という人がたくさんいてもそれは自然なことですよね。私も以前はその一人でしたから。

 

今の私は宇宙の仕組み、エネルギーの仕組み、動物君や地球、自然の気持ちがわかるけれど、動物君の病気とその治療情報には疎いです、獣医さんと比べると。

 

獣医さんは動物君の病気と治療情報には詳しいけれど、多分私より宇宙の仕組み、エネルギーの仕組み、動物君や地球、自然の気持ちには疎いです。

 

張り合っているのではなく単なる個性の違い。

 

どちらが上、ではなくどちらが正しいではなく、人生における課題の違いがそこにありますね。

 

私は命丸ごとの幸せと豊かさを生き方の柱にしています。地球全体、自然も含めて。さらには宇宙レベルの一部かもしれないけれど、そこまでの命丸ごと。その中で私たち飼い主とペット君の関係はどうなのか、そんな点の情報をたくさん知っています。

 

獣医さんはどうでしょう ? ホリスティックケアの獣医さんの柱は代替療法です。獣医療における西洋医学に対する代替療法の可能性に詳しい専門家です。

 

あ、私ってこういう価値があったんだ、と再発見。そしてもちろんあなたにもあなただけの価値があるんです、みんな唯一無二の存在ですから。

 

私は森を観たり感じたりするのが割と得意な方。その分木一つ一つの情報には疎いかもしれないけれどその部分は、そこに特化した専門家の力を借りることができる。

 

専門家に選択のすべてを委ねなくても人生のパーツとして使わせてもらうことができます。そのパーツとして自分の感覚に合う専門家を選ぶという自由も与えられています。獣医さんと快適なパートナー・シップを組むことができます。

 

もうじき愛犬・華実が14歳になります。私は小さい時から動物君と暮らしてきましたが、森を観たり感じたりすることができるようになったのは華実の前にいた愛猫・海・かいと暮らし始めてから。海・かいはこちらでの大仕事を終えて今はあちら在住ですけど。

 

海・かいと華実と暮らしてから、私は森全体の居心地の良さを彼らに教えてもらいました。それは今、華実と愛猫海・うみとの生活に引き継がれました。

 

今、わかりました、思い出しましたよ、彼らは私に森の魅力を伝えてくれているメッセンジャーであり、師であり、友であることに。

 

お仲間さん、良かったら私につながってくださいね。ペット君と暮らすとこんな可能性を与えてもらえるんだ。森全体を感じて生きることができるんだ。ペット君がいなくても例えばお花とか野菜とか土に馴染む生活をしていたり、いつも緑を意識していたりという場合は、きっとあなたも森を感じて生きているんじゃないでしょうか。

 

私は何より地球とのつながりを今、最優先に考えています。地球は私たち生物すべての母だから。

 

地に足つけた、という言葉があります。本当に大地とつながることができるんです、私たちは。

 

台風によってたくさんの人たちが不安の真っただ中にいます。どうしたら安心できるのか、ほんの少しでも。そんなことを一緒に考えていきませんか。何が最適かは人それぞれかもしれません。その最適、な答えは全部自分の中にあります。その見つけ方、私は思い出しました。

 

 

 

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※ 追記

 

ペット君と暮らしていて被災された方。さぞかし心ぼそいことでしょう。私も東日本大震災の時に被災した体験をもっています。

 

ペット君は強いです。彼らのことよりご自身のケアを最優先に考えてください。彼らは私たち人間のように不安が持続しません。不安を感じてもすぐ真ん中に戻れる力があります。また動物には動物のネットワークがあって、動物同士でつながってエネルギーを共有していたりします。

 

ママさん自身の「自愛」、彼らが一番望んでいることです。ペット君のケアは今最小限のことで平気です。彼らは護ってくれる存在と直結しています。彼らを信じてまずはご自身を労わってあげてくださいね。

 

 

 

 

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