ものすご~く気持ちのいい朝です。空は完全に秋。光も秋のそれに変わっていますね、流れています、すべて順調に。
さて、本題の「ナチュラル・ケアとは ?」
ケア用品にできるだけ自然素材のもの、自然、天然由来のものを選ぶこと。以前の私はそう感じていました。そう、テイストの問題だと。
愛犬、愛猫に関して、そして私自身もどちらかと言うとナチュラル・ケア志向ですが、今の私が感じているのは、
「等身大」
「自然体」
で
「自然治癒力と響き合うようなケア」をすることではないか、ということです。
ナチュラル・テイストのもの、自然・天然由来のもの、というこだわりはなくなりました。
なぜかというと、
自然・天然由来、と言ってもどこまで「ナチュラル」なのか、実際のところはわかりません。例えば「オーガニックですよ」と言われれば「そうなんですね」と信じるしかなく、本当にオーガニックかどうかを調べる術もないし、そこまでの意欲もありません。
できれば化学物質は少ない方がいいけれど、結果的に入ってしまっていたとしても、愛犬、愛猫、そして私自身の身体がそこそこ健康であれば、それらをデトックスする力はあるんじゃないかと、そんな風に思うからです。
「等身大」「自然体」というのは、最高級のものを求めるというより、わが家にとって「ほどほど」のグレイドであればいいと思っていること、またケアの内容そのものも「良い塩梅」。ベストでなければいけないということはなく、まぁ適当なところでいいです、という感じです。
適度に力を抜いて、適当なグレイドのケア用品を使って、結果オーライならそれが一番かな、と。
実際、わが家で「完全手作りごはん」、基本オーガニック・アイテムを使っていた頃と、今の「カリカリと食材によるトッピングごはん」とオーガニックもあるかもしれないけどそうでないものもある、というケア・アイテムを使っている今と、どちらが結果が良いかというと、実はどちらも同じくらいです。
なぁんだ、完ぺきを目指さなくてもホドホドで大丈夫だ、と感じてから5年以上経っています。それまでは「犬猫ちゃんのケアはこうするべき」という「べき論」が優先していたのですが、「べき論はいらないや。だってこのコたちは毎日変わっているし、その方が私が楽ちんだから」。
わが家の場合、愛犬・華実はなんでも食べるコだし、愛猫・海・うみは多少のえり好みはあるけれど、完全なるストライキを起こすほどの好き嫌いはないので、どちらも「ほどほどケア」で元気記録更新につながっているみたいですね。
あ、華実は先月でしたか、突発性眼振症状が起きて病院に行きましたが、一日で良くなってくれました。
というわけで、個人的には「良い結果」をいただいてるな、と感じています。
その結果を招いているのが、わが家の場合、「等身大」「自然体」タイプのナチュラル・ケアである、ということ。
ナチュラル・ケアと言いながら、「それ、過保護では ?」と感じるママさんがたくさんいらっしゃるのが本当のところです。そういう情報にあふれているから、「徹底的に手をかけてあげましょう、それが愛情の証です」という。以前の私もまったくそのように感じていたので。もしかしたらそのママさんにとっては、私の感じる「過保護」が「等身大」「自然体」なのかもしれないですよね。それが心地よい。だったらそれでいいんです、ご自分が気持ちいいというポイントに落ち着くのが一番ですから。
そう、「私の感じるナチュラル・ケア」は、ケア用品の素材というより、ケアをするママさんの意識がより自然であることじゃないかと、当エッセイを執筆して、頭が整理できました。
「等身大」とか「自然体」って自分自身に向き合わないと視えてこない場合もあるもの。「べき論」に突き進んでいる時は、なかなか自分サイズや自分テイストがわからないものです。少しだけがんばっちゃいますものね、「べき論」にしたがって、お財布的にも、ちょっと無理したり。
少しの余裕、気持ちの。どこかに「お任せ」気分を残しておくと、自然治癒力が勝手に働いてくれるんじゃないかと、そこに期待して、期待しすぎないで過ごしているうちに華実と海・うみから元気をもらっちゃってる、ちょっとズルイお世話人かもしれません。それが私の「等身大」「自然体」。
華実、もうじき14歳。海・うみは6歳半。私のナチュラル・ケアの先生は、まちがいなく彼らです。華実と海・うみのゆるゆる感が私のハートを解してくれている。そのお蔭で、私もゆるゆる生きられる。
「私はナチュラル志向です」と肩に力を入れる必要はないな~、とあらためて。
※ 追記
今年は去年より秋の訪れが早いです。季節の変わり目に、私はチョコチョコっと体調不良があらわれました。抗わないでいたら、自然に流れていきましたよ~。この時の自然はNatureではないですよね、さらに大きな何らかの仕組みみたいなもの。この仕組みとの一体感を感じ始めると「ナチュラル・ケア」、さらに自然に流れ出すかもしれませんね。
そっか、「ナチュラル・ケア」という行為をすることによって自然の一部になること。それが私の感じるナチュラル・ケアの正体みたいです。
当エッセイ、カテゴリー、すごく悩みました、「自然」って実は大きいテーマで「カミシステム」のことだから。