拙著を通じてのご縁です。久々のメールのやり取りながら、お互いに愛猫に支えられ、愛猫と共に生きているんだな~、と。セッション・クライアントさまではないのですが、こんなお付き合いも、ペット君がいるからこそ、とにゃんこサマ・ネットワークの強さを改めて思い知りました。
私ごとながら本日10日、愛猫・海・かいの月命日。
大切な日だからこそ、当お便りのご紹介を思いつきました。愛猫ちゃんは腎臓病。
「だけど、元気です !」
◎ Sさま、愛猫 R ちゃん、19歳
お久しぶりです。13才で腎臓病と言われたRは19才になりました。歯磨きや爪切りで逃げる時以外はあまり走らなくなりましたが(笑)、食欲は旺盛です。毎日バターをつけた食パンやチーズやお肉の盛り合わせも食べてます(笑)。野菜よりお肉やお魚の方がはるかに多いです。自分でお水も飲むようになり、ちゃんと水分調整しているみたいです。体重は2キロしかありませんが、がんばって生きています。
あんなにこだわっていたカルシウムとリンのバランス、関係ないことをRは証明してくれてるんですね。今の食生活を話したら、だいたいどこの医者からも怒られるでしょうね(笑)。Rは大好きなものを食べてるだけなのに。
- ・ここで私からお返事をさしあげました
自由にのびのびとね。
いろいろ意味を考えてみましたが…。最近、3年半やっていたサブのバイトを辞めて開放されたからでしょうか?最近、自分のためにスパイスを使ったカレーを作るようになったからでしょうか?恋をして失って、最近泣くこともなくなってきたからでしょうか? 心は軽くなってきてると思います。これから何をしたいという目的は、まだ決まってませんが、身近で興味あるものをひとつずつ確かめていきたいと思います。ただ、Rのごはんの用意をしてる途中で、中断して好きなことをするのは自由とは違うみたいです(笑)ごはんが出てくるまでテコでも動かず、目の前で待たれます(笑)
けど、本当にペットくんの愛は偉大ですね。一時期、恋や仕事に明け暮れ、Rにかまってあげてなかったこともありました。それでも変わらず、毎日癒してくれる。人間にはなかなかできません(笑)。この幸せがいつまで続くかわかりませんが、時間のある限り、いただいたメッセージと共に、ゆるやかに歩いていこうと思います。
Rは昔から3キロしかありませんでした。腎臓病と言われてからは、少しずつ減って今2キロです。かかりつけ(と言ってもほとんど行ってませんが)の獣医さんに言われたのですが、腎臓も小さくなっているので、その負担にならないように、体も小さくなるのだそうです。ただ、最近Rはよく食べるので、太って負担にならないか心配です。お菓子も欲しがるのでなるべく隠れて食べてます(笑)
何が言いたいのかというと…
海・うみちゃんは、いろんなものを吸収したり与えるのに大きな体が必要なのではないでしょうか?パワーの源として。
Rは生きるために小さくなったみたいです。きっとにゃんこたちにも、それぞれ役割があるのでしょうね。
エッセイ、拝見しました。なんだか、あたたかい力が湧いてくるようでした。元気になりたいときや、答えのない答えがほしいときなど、のぞかせていただきます。それでもどうしようもないときは、カウンセリングお願いしますね(笑)
- 阿部より
愛猫ちゃんが腎臓病になって、当初は獣医さんの指示通り「カルシウムとリン」のバランスにママさんは頭を痛めていました。ところが愛猫ちゃんに好きなものを食べてもらっているうちに愛猫ちゃんの様子が落ち着いてしまったのです。しかもお水もしっかり飲んで。
すべての猫さんに同じことをおすすめできる、というわけではありません。ただ、「こんな猫さんだっているんだよ」「こんな考え方もあるんだよ」という、参考例としてお知らせしたいと思いました。つい先日も、若猫さんの時に腎臓病になった猫さんが20歳まで元気に暮らしてくれた、というメールをいただいたばかりです。
もちろん猫さんの身体にも個性がありますし、ママさんの考え方にも個性がありますね。「みんな一緒」なんていうことはないので、こういうお話は上手にヒントとして活用していただけるといいのかな、と思います。
「えっ ? そんな考え方おかしい」という方もいらっしゃるかもしれません。そういう場合は、また別のヒントがどこかにあるかもしれませんから。
Rちゃんのお話に戻りますね。Rちゃんが以前より身体がちっちゃくなったのは、「生き延びるための猫さんとしての知恵なのでは」と。たまたまわが家の愛猫・海・うみは逆パータンでわが家に来てから3年ちょっとで身体が二回りも三回りも大きくなってしまったので、そのお話もさせてもらいました。
海・うみは私のパワーの源として大きくなったのでは、とのご意見。まさにそうだと私も思っています。
猫さんにもそれぞれ役割の違いがあって、そのお役目通りの身体になるようなそんな叡智が備わっているのではないでしょうか。本能としての知恵、というか。
私はセッションだけでなく、拙著やメールマガジンを通じて
〇 こうしなければいけない、の枠の取り外し
〇 医学書に書かれたことがすべてではないのでは
〇 手法云々より「結果オーライ」
〇 犬猫ちゃん、ペット君は、自分でどうするのがベストかわかっているので、ママさんはその力
を信頼してあげませんか
〇 ペット君は私たちの大切なパートナーですが、人間ではありません。犬、猫としての生き方、
本能などをできる範囲で尊重してあげられるようなお世話、生活スタイルを考えませんか
〇 ママさんの心の余裕は必ずペット君に伝わります。逆に心の不安もペット君に伝わります。少
しだけ勇気をもってその事実を受け容れませんか
今、ちょっと不安だな、と感じたら「深呼吸」 !
とお話し続けています。そのお話がちゃんと伝わっていたんだな、あべ流ゆるゆるイズムも案外うまくいっていたんだな、と私自身の励みにもなりました。
愛猫・海・かいの月命日。亡くなった、という意味の「命日」、けれど「命の日」と書きますね。
そう、ペット君の旅立ちは同時に新たな命の旅のスタートでもあるのではないでしょうか。
彼らは亡くなって「おしまい」ではないことを私たちに命がけで教えてくれている存在です。
そんなことを一つ一つ確認させてもらえる、有意義で穏やかなやり取りになりました。