ベランダの花たちがここ数日の雨によって小休止に入った。
楽しみにしているハイビスカスなど、蕾が膨らむ様子もない。
少しがっかりすると同時に、これも私たち人間へのメッセージなのだと感じる。
私たちだって、雨続きになれば、身体が重くなる。
特に、男性に比べて低体温傾向の女性は、雨の「陰」のエネルギーに引っ張られる。
だるくてあたりまえ、不調であってあたりまえ。
そのことを知っていれば、多少の体調のアンバランスも気にならない。地球に同調、同期しているだけなのだから。
この時期、「だるいな」と感じたら、「少しこころと身体を休めなさい」というメッセージが届いているということだ。ハーブ・ティーやショウガ紅茶など、あたたかい飲み物をいただきながらホッコリくつろぐのはどうだろう。
そんなことを感じていたら、ありがたいことに、きょうは開花のプレゼントだ。
わがベランダ初のひまわり。改良型なのだろう、小型のひまわり。家にやってきて、三つ目となる花が咲き始めている。なんでも三か月くらいを通して100個の花が咲くらしい。
まだまだ三つ目。これから、どんどん花が増えるのだろうか。
そしてバラ。
黄色いバラの奥に、多分サーモン・ピンクのバラが蕾を膨らませはじめている。
命は流れている。はた目には静止しているように視えても、毎瞬毎瞬異なるさまをあらわしている。
ひまわりからのメッセージ。
機会、自己実現、幸福。
バラからのメッセージ。
愛、沈黙の力、情熱。
色のメッセージ。
黄色。黄色はゴールドでもある。
コミュニケーション、楽観、ひらめき。
サーモンピンクをオレンジのアレンジ・カラーととると。
温厚、歓び、創造性。
ドヨンとした空気の中でも、花たちは実は生の営みを休めてはいない。むしろ、活動的なメッセージをたくわえて、開花のチャンスを狙っている。開花は、その時がベストなのだ、花にとって、私たちにとって、自然にとって。
花たちはまぎれもなく、私たち人間のパートナーであり、サポーターだ。
一緒に生きている、という実感が、こころにエネルギーを送りこむ。
わが家に来てくれて、わがベランダで共に生きてくれてありがとう。
そう言えば、きのう、黒いアゲハ蝶に何回も遭遇した。
一説によると、黒いアゲハ蝶は不吉な知らせを運んでいるんだとか。
ところがある説によると、黒アゲハは、吉報の遣いだという。
どちらを取るか。私たちひとりひとりに与えられた自由の瞬間・とき。その選択で、道はかわる。
どらが良くて、どちらが悪いわけではない。ただハートに従う。
※ 参考 『アニマルスピーク~自然の力を借りる』 テッド・アンドリューズ著