HSP。最近やたら目にとまる単語。
Amazonのおすすめ書籍でもあらわれました。
レビューをみて、大笑い。やっぱりそうだ、私はHSPだ、と大納得です。その本の著者のYouTubeを観て、決定。
そうなんだよね、生きづらいんだよね。でも、よくがんばって生きてるよね、と。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、生まれつき刺激に敏感な人のこと。そのため周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを言うそうです。
これって、憑依体質とかなり似ていませんか。違うのかな。
私は、重篤な憑依体質をなんとかセルフで克服してきたので、今、日常生活には困っていません。が、さらに一歩踏み込むとこういうことだったんだ、とわかり、ただただ安堵。
他界している父もきっとそうだったんだな。昨年突然旅立った元親友もそうだったんだな、と思うと、HSPつながりの意味がなんとなくわかってきます。
私の場合、ADHDの本を読んだ時にも、ものすごく安心してしまって。それ以前に大笑いで、「私だ。これ、私のことだ」と。ADHDとは多動性気質のこと。特性ですね、その人の。特性が強くなって苦しんでいる人がいるのももちろん知っています。私の認識だと相当多くの人がこの傾向を持っているんじゃないかと感じたくらいです。どう捉えるかは、人によりけりですけど。
HSPも、そうなのではないでしょうか。
私はHSP関連の書籍は購入していません。Amazonレビューで十分だったから。そうなんです、Amazonのレビューって情報の宝庫なんです。同時に、危ない情報も入っています、これ、近寄っちゃダメ、みたいな。それを上手に見極めていくのも楽しさの一つだったりします。
情報に振り回されない。
大切なことですものね。
多動性の本を読んだ時真っ先に主人に報告しました。最初は受け容れられなかった様子ですが、何回も何回も、「ほら、今のことも多動性だからこうなってるんだからわかってよ」と言い続けてきたら、最近、なんとなく少しだけ受け容れられるようになったみたいです。
HSPもそう。耳馴染みの少ない言葉なので、怪訝そうな表情はしましたが、ほんの少しは受け容れられたみたい。
私の場合は、主人が理解してくれればそれでいい、というタイプ。
友達一人一人に、「私は多動性気質だから」「私はHSPだから」と触れ回る必要もないかな、と。もちろん必要になったら言いますけど。隠すのではなく、自分がわかっていれば自分のこころが安心、ということで、たいていの場合はクリアできそうな気がします。
情報って、自分の安心のために活用するものだと私は捉えています。自己肯定のため。
親切めいていて、本当はおせっかいという情報もたくさんあります。おせっかいどころか、不安をあおって、「私があなたの味方になってあげましょう」という情報も。
何を求めるかは人それぞれですけど、あまりにもあざとい情報にはとびつかない方が賢明かもしれません。人の弱みに付け込んでビジネスをする人はたくさんいます。
ところがそれにことを振り回されることを楽しむ魂があるのも事実です。無意識のうちにそのことを選んでしまう。最終的に何が良いかは自分のハートが決めるもの。少なくとも赤の他人が人の経験のチャンスを邪魔する必要はありません。すべてが自己責任ですから。
ということは、実はどんな情報も有効だ、ということなのかもしれませんね。一応理論として。現実にはなかなかそうは簡単にものごとは進みません。
ちなみに多動性って、ある意味、好奇心旺盛だったりするから、いろいろな情報に手をのばしたくなるのも事実。私の場合、HSPでもあるので、情報からすぐにエネルギーをもらってしまうタイプ。
それに気づいて最近は、読む本は厳選しています。ちょっと引っ掛かるな、と感じた本はすぐに処分。
HSPは人より疲れやすいので一人になる時間がとても大切とのこと。
このことがわかっただけで、私は大満足です。
私は、怠けているのではなく自分をちゃんと守ってきたんだ、自分自身で、とわかったから。
この世の中に完ぺきな命なんて何一つなくて、だからこそ、みんなで支え合ったり刺激を受け合ったりできるんじゃないでしょうか。
完ぺきはあるのかもしれない、あるがままで完ぺき。
けれど完全はないのかもしれませんよね、不完全な命がみんなで寄り添い、一つの完全に近づこうとしているとか。
こういう捉え方だって響く人には響くし、響かない人にはまったく響かない。
それで十分な気がします。生きているだけで十分。
HSPの人は敏感過ぎて、時に鈍感な人に苦しめられることもあるそうです。
主人は鈍感。
夫婦ってそんなもんなんだな、と。
HSPのお仲間さんへ。
繊細さのメリット、デメリットを自分で考えて、自分なりの生き方を探ってみるとおもしろいような気がしませんか。
繊細だからこそ、自分を持つ。
私の自己統合作業はそのためでもあったみたい。
繊細って、自分にとってプラスの情報にも繊細、ということですよね。
感受性が高い、ということ。そのプラス面もマイナス面も引き受けて、自分を愛おしむ。
なんか、素敵な可能性が視えてきちゃったのは私だけでしょうか。
なぜか突然あらわれてきたAmazonのおすすめ本の著者さんに感謝、です。本を読ませていただくほどのご縁ではなかったけれど、あの著者さんも、かなり繊細な感じがしました。
みんな必死に生きているんですね、たとえ人からはそう視えなかったとしても。