シマトネリコの手術

ベランダのシマトネリコが病気のよう。

 

ここ数日、黄色い葉っぱが増えています。

 

今、確認したら、「うどんこ病」 ?

 

植物の病気には詳しくないので、勝手にそう思っただけ。白い点々が気になります。

 

う~ん、どうしよう、と思ったのですが、思い切って剪定をすることに。

 

人間の場合、悪いもの、悪いところを取ってしまえ、という「手術」の考え方はあまり好きではありません。ケースバイケース、必要な時もあるでしょうけど。

 

じゃ、植物ならいいの ?

 

はい、彼らの自然治癒力をもってすれば、一時的な荒療治は、彼らの命にプラスになるはずですから。

 

植物って、私たちの負のエネルギーを引き受けてくれて、自分は「枯れる」という選択をするという話を聴いたことがありませんか。

 

花が枯れる、決して悪いことではないんだよ、と。

 

私の中の何かを引き取ってくれたのかしら。ごめんね、ありがとう、の気持ちでバサバサとハサミを入れました。

 

シマトネリコ、なんだろう、何かのメッセージかな、と調べてみたら。

 

なんでも北欧の神話では、シマトネリコは世界を支える大樹の位置づけなんだとか。さらに次元を超えて世界をつなぐ、いわば世界樹であり、宇宙樹でもあるらしいとのこと。

 

根元にある湖から女神たちがいつも水をくんでかけるので、決して枯れない樹なんだそうです。

 

確かにわが家のベランダの中では一番のご長寿。

 

今までも何回かかれかけて、その都度手術をして、元気に復活してくれています。

 

ベランダのちっちゃな鉢に植えているので、大樹と言うまでにはならないけれど、実はスケールが大きいものなんですね。

 

植物には、グリーンベルトというものが存在し、目の前にあるその植物は世界中のその仲間たちとエネルギーでつながりあっている、というお話を聴いたことがあります。

 

シマトネリコの世界樹、宇宙樹の概念は、まさにそのことを意味しているのかもしれません。

 

実は私たち人間も同じ。誰一人、「孤」で生きていることはなく、みんなとつながり合いながら生きているんだよ、のメッセージでしょうか。

 

シマトネリコとトネリコはまったく異なる植物で、どこかでシマトネリコの情報をみたな、と調べてみたら、残念、「トネリコ情報」でした。

 

が。

 

そこにあった文字に思わず笑み。「犠牲」。

 

私の中の自己犠牲意識が解放された、という意味を感じたのです。

 

植物同士、種が異なるものでもグリーン・ベルトは存在するのかもしれませんね。

 

種、に妙にこだわっているのは、人間だけなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 


キラキラ

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