ハイビスカスに出逢い、植え替えを決めました。
黄色いハイビスカスです。
ハイビスカスは大好きな花の一つ。毎年、夏から秋のはじめにかけて、数本のハイビスカスを買います。
いつもは植え替えはほとんどしないのですが、ちょうど冬春の花、ビオラが相当くたびれていたので、思い切って交代してもらうことに。
ガーデニングの魅力は、なんと言っても土いじりです。
以前は手袋を使っていましたが、最近は素手で。その方が土とのコミュニケーションがうまくいくような気がするし、私の手についた菌も何らかのお役目を果たせそうだし、逆に土の中に住む菌も私の手経由でうまい塩梅に体内に取り込めるかもしれないから。
本当のことを言っちゃうと深い意味はなく、なんとなく土いじりが楽しいのです。
土は重いです、プランターもそこそこ。
よく耳にするのは、ガーデニングやお庭作業でぎっくりをやってしまう、というお話。
ここは一つ賭けですね。
少なくとも今の時点ではぎっくりのぶり返しはありません。作業中もどこかに痛みを感じたり、何かの不具合が出たり、はありませんでしたので、「完治」と言ってもいい状態なのかもしれません。
ケガによる不具合は、このように、必ず、と言えるくらいに通り過ぎていくもの。多少の例外はあるかもしれませんけど。
だから基本抗いは必要ないんです。抗えば、ストレス・ホルモンが出すぎて、通りすぎるタイミングを引き延ばしてしまうこともあるのですから。
症状は通り過ぎる、たとえて言うのなら、台風などのように。
台風によって甚大な被害がもたらされた時の哀しみや絶望感は、人間として当然の感情です。
けれど、台風は過ぎていきます。どんなに「過去最大規模」と騒がれても。「過去最大規模」という言葉に反応して、必要以上に「いやだ、いやだ」と思えば、それはやはりストレス優位の状態。もちろんストレス = いけないもの、ではありませんが、必要以上にストレスを感じると、自分自身への攻撃にもなってしまいかねません。
ケースバイケースではあるけれど、たいていの場合は、抗い、ではなくその状況から少し離れて、ことの次第を見守るくらいのこころのゆとりがあれば、その状況は、一時的なものだということがわかります。
今回のぎっくりで、私はそれを感じさせてもらいました。
過ぎるもの、過ぎた後で、私たちの生活に、何かの変化をもたらしてくれるもの。
それがケガや病気の正体です。そう言われても、実際にはなかなか受け入れがたいところ。私自身もそうでした。
最近、この手の説を唱える医療従事者が少しずつ増えています。
どんな情報をキャッチするか、どんな情報を選択するか、それはその人自身の「タイミング」の問題であって、どれが良い、どれが悪い、ということはありません。
私は、以前、かなり「病気やケガに対する恐れ、不安」が強いタイプでした。そういう時には、そういう情報ばかりが私の中に飛び込んできていました。
今、やっと、その辺が緩和して、「病気やケガさえGiftだ」という情報が集まるようになってくれました。
今、自分に起きている、この身体の症状は、一体、私に何を伝えてくれようとしているんだろう。
そのメッセージのヒントは、ネット上にもたくさんあります。書籍にも書かれています。また私たちには直感や直観がありますから、ハートに意識を寄せるとそれらのものが何かしらのヒントをくれることも少なくありません。
医学書や獣医学書に書かれたことがすべてではありません。その中に参考になることはたくさん書かれています。けれど100%の正解などどこにもない、というのがこの世の中のおもしろいところ。
その足らない部分を自分のハートに任せる。すると、自分にとってのベストがなんであるかがわかるようになります。もちろんそれさえ100%ではないかもしれませんね。
それでも自分の真ん中が捉えてくれたことなら、今の自分にはそれが合っている、ということではないでしょうか。
病気やケガの治癒は他者がもたらしてくれるものではありません。自分の中の自然治癒力というシステム、その作用が行ってくれるものです。
一説によると自然治癒力の存在を認めない考え方もあるそうです。
それはそれで一つの考え方ですよね。みんなが同じように考えなくてはいけないということはないのですから。
個人的に私は自然治癒力に何回も助けてもらってきたので、これからも自然治癒力とちょうどいい関係を築いていけたら、と感じています。
ガーデニングの話から、何を語っているんだ、という感じです。
土いじり。人間にとってお薬の一つなのかもしれませんね。
ちなみに、ハイビスカスのメッセージは「女性らしさ」「温厚」「創造」。
黄色のメッセージは「コミュニケーション」「楽観」「ひらめき」だそうですよ。
ハイビスカスちゃん、あの時、呼び止めてくれてありがとう。
※ 追記
参考 『アニマル・スピーク~自然の力を借りる』テッド・アンドリューズ著