お花の命を尊重する

お花と対等の関係になれました。

 

昨日からそれなりの突風で、ベランダの花の花びらが飛びまくっています。

 

わが家は日照に難ありの家、4個ほどベランダのフェンスにハンギングスタイルでプランターを置いています。

 

さらに床置き、正確にはフラワー・スタンドにプランター。

 

フラワー・スタンドの花たちは、そこそこ風がさえぎられるので平気なのですが、ハンギング・タイプの花はすごいことに。幸い、わが家は階下にお家がないので、下の家にご迷惑をかけるということはありません。ま、風なので花びらが遠くまで飛んでしまうことは仕方ないにしても。

 

いつもなら、ハンギングで飾っているお花たちをすべて床に降ろして風から守ります。

 

良くなってきたとはいえ、ぎっくり腰は完治はしていませんから、あのプランターを上げ下げするのはとても無理です。

 

なるほどね。これもぎっくり腰からのプレゼントなんだな、と感じました。

 

お花にとって、雨や突風は「忌むべき」ものではありません。彼らは自然の一部なので、自然の営みの意味を理解しているし、「あ~、困った、突風だ」なんて思うはずもなく。

 

人間だけなんですよね、雨や突風を「あ~、嫌だな」と感じるのは。

 

風には風の役割があって、風は地球の呼吸だと言われています。突風、台風は深呼吸。

 

これらの風に吹かれると、私たちも含めて、オーラのお掃除になるんだとか。オーラ。私たちの肉体の周りにあるらしい、視えない身体のこと。

 

もちろん植物にもオーラがあると言われています。

 

ということは、きょうのような強風は、地球の深呼吸によって、自然の存在が大掃除をしてもらえる、なんともありがたい機会だということになりませんか。

 

お花たちも、風に吹かれて、雨に降られてスッキリするのかもしれません。そのプロセスで、「去り行く花」があったとしても、その後で自然治癒力が働きますから、彼らのトータルでの生命力が一段と輝きを増す、そのための突風と雨なのではないでしょうか。

 

お花は観賞用だけのために生きているわけではありません。自然の一部として、自然の営みの中できちんと役割を持ちながら生きています。

 

花びらを守るために、プランターを移動する、というのは、もしかしたら「過保護」「過干渉」なのかもしれないと感じました。

 

そう、私のエゴです。

 

「こんなに大切にしているんだから、また綺麗に咲いてね」みたいな。

 

心理学的にいうと、お花に依存して、自分の存在を確かめている、ということになります。

 

お花を大切にしちゃダメ、というお話ではないし、個人的に、「私は」というお話です。もちろん、エゴがいけない、ということでもありません。

 

最近気づいたことなんですが、どうやら私は、母にもっとかまって欲しかったみたい、幼い頃。両親共に他界しているんですが、私の潜在意識は、「もっと愛して欲しかった」と思っていたようなんですね。それをずぅっと感じていたら、あれ、違う、愛じゃなくて、ただかまって欲しかったんだ、自分だけを見て欲しかったんだ、とそんなことにも気づきました。独占欲の一つでしょうか。それとも所有欲 ?

 

その、「かまって欲しい」気持ちが、花との関係の中で昇華されていったようなのです。

 

ふぅ~っ、と力が抜けました。

 

お花にはお花の役割があるのに、私は「観賞用」として捉えていた。役割の幅を自分仕様にせばめていた。彼らは自然の一部。自然そのものなんだ。彼らの命のあるがままを尊重しよう。もしそれでお花の季節が終わってしまったとしても、それが彼らの命の意味なんだ。

 

ここ半年くらい、花からのメッセージをたくさん受け取りました。

 

彼らに支えられて生きてきました。彼らの応援、たくさんもらいました。けれど、彼らの命をコントロールする意識があったことにも気づきました。

 

彼らの命もあるがまま。私の命もあるがまま。

 

そんな風に感じたら、彼らとの距離感がまた少し変わるかもしれません。

 

いずれにしても、彼らの命は私の鑑賞目的のためだけにあるのではありません。

 

だったら、任せよう、地球に、自然に、お花に。そうすることで、自然の一部である自分自身を想い出すことができるかもしれないから。

 

私は自然の仲間たちに支えられて存在しています。同時に彼らも私の存在があって、サポートを感じたり、自分の命を感じたりしてくれているのかもしれません。そこまで強くなくても、ただ在る状況の中で、私とつながってくれているのかもしれませんね。

 

おたがいさま。

 

すべては一なるもののはからいなのかもしれないのですから。

 

 

 

 

 

 

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