百花繚乱

わが家のベランダの花がすごいことになっています。

 

冬の花が枯れない。

 

春の花がてんこ盛り。

 

夏の花がボリューミー。

 

植え替えをしたオリーブの木の再生具合が半端なく、トネリコの木もスクスク、スクスク。

 

わがベランダを視た主人が、珍しくこんなことを口にしました。

 

「小宇宙なんだね、ここは」

 

宇宙とか、神秘系とか、まったく嫌いな主人が、です。

 

主人とは本当に話が合わない。超がつくほどのリアリストな主人。ハッキリ言って飛びまくりの私。

 

お互い相手の話を聴いていると、気持ち悪くなるくらい視点が真逆なことも。

 

それでもコツコツコツコツ視えない世界の話を伝え続けてきたお蔭なのか、やっと「宇宙」とか「これは何のメッセージ ? 」とか、そんな言葉を口にする主人に遭遇することができました。

 

ベランダのお花は本当にすごい。何一つ枯れる様子が視えません。もちろん枯れている花はあるんです。けれど、咲き乱れる花の勢いに目くらまし状態。

 

私がガーデニングを始めたのは結婚してからです。

 

マンション住まいなので、プランターと土を買わなくてはいけないことに最初驚きました。実家では、お庭に植えれば済むことでしたから。と言っても実家でお花を植えたことはなく。お庭には樹々や花があることが当たり前だったのです、私の中では。

 

マンション住まいだと大規模修繕というものがあって、10年おきにベランダのお花を一掃しなければなりません。その経験から、「今度こそお花を増やさないぞ」と決心し、一時はガーデニング熱もさめていました。ところが昨年あたりから、ガーデニング熱が再燃し、それでも増やしすぎないようにしていたつもりなのに、枯れないんだから増えていく一方です。

 

これにはビックリ。

 

冬のお花で枯れたのはシクラメンだけ。そろそろ枯れるよな、と期待して夏のお花を買ってしまったものだから、わが家のお花は今、季節がミックスしています。

 

そんなことを思いながら「百花繚乱」のエッセイを書こうと、念のため、「百花繚乱」の意味を調べたら。

 

・美しいものがたくさんある状態

・いろいろな花が咲き乱れること

・転じて秀でた人物が多く出て、優れた業績が一時期にたくさんあらわれること

 

特に3ポイント目、ハートに響きませんか。

 

そう言えば、数日前、マンション内の植栽の白いランタナに目を奪われました。

 

ランタナは、今までもそこそこ好きなお花でしたが、お花が小さいので、大好き、というほどではありませんでした。ところが白いちっちゃなお花が身を寄せ合って、美しい星のように輝いているんです、まさにミクロ・コスモスのよう。

 

白のメッセージは「純潔、共有、真実」。

 

ランタナを視た時にエッセイを書こうと思ったのに、それがきょうになったのは ?

 

真ん中の「共有」、これ、きのう執筆した『わかち合い』のことですよね。

 

さて、ここで「ランタナ」の花の意味するものを調べてみました。

 

・多彩な人

・才能の多さ

・たくさんの人からの支持

・変化の時

 

わがベランダだけのことではなく、外の世界でも「百花繚乱」のメッセージがあふれているようです。

 

私たちはひりぼっちのようでも、「絶対」たくさんの人に支えられています。その人はもしかしたら、視えない存在かもしれません。視えないから、「ない」のではなくて、視えなくても「在る」のです、確かに。

 

そのことを感じられる人と感じられない人がいる。それも全部個性です。

 

そんな、多彩な存在がそれぞれの多才を発揮する星、それがこの地球の光の意味なのではないでしょうか。誰一人例外なく。

 

誰かに憧れる。時にそれも楽しいかもしれないけれど、私たちはみんなそれぞれがそれぞれにとっての「星」「憧れの存在」なんです。自分が光り輝く存在だということに気づくために、誰かが「スター」となってその事実を私たちに教えてくれているのかもしれませんね。

 

百花繚乱か、素敵な言葉ですね。

 

わが愛犬の名前は「華実・はなみ」です。花も実もある、華やかな犬生を送ってほしいと、そう名付けました。男のコなのに、「はなみ」。

 

華実は、私のお散歩のパートナー。華実はマザー・アースからの使いなのかも。土と関連の深い魂なのかもしれません。中国・五行の考え方だと、土は「たくわえる」という意味につながるんだとか。

 

何かをコツコツとたくわえてきた ?

それが一気に花開く時がきた ?

 

私だけがそう感じているのではなく、きっとお仲間がたくさんいるはず。

 

ガーデニングの魅力って、ただお花たちと触れ合う、ということではないみたい。

 

さらに多くの、深く、の何かとつながるチャンスをもらっているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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