床のさんまの骨。
骨を置きっぱなしにしたのは、愛猫・海・うみ。
海・うみはごはんはキッチン・カウンターの上で食べます。床置きにすると、愛犬・華実が全部食べてしまうから。
きょう、私たち夫婦はさんまを食べました。
さんまを食べる時は、頭と内臓、そして骨は海・うみと華実におすそわけをします。
海・うみの分はキッチン・カウンターにのっけて。
ところが海・うみは床の上に運んで半分食べ、その残りを床に置いたまま。
華実にわけてあげるため。
わかち合い。
海・うみはいつもこんな風です。
海・うみはわが家にくるまで、わんこと対面したことがなく、華実とのお見合いが初対面、初体験。
元々海・うみは神経質なコと言われ、華実との関係が上手に築けるか、前の飼い主さんはとても心配していました。
私は、華実は絶対大丈夫、とわかっていました。海・うみはどうだろう。もし万が一仲良くできなかったら棲み分けをすればいい。それで何とかなるはず、と感じていました。
はじめは、華実の大好きアプローチから逃げ回っていた海・うみが次第に心を許し、今では二人で鼻キッスをしたり、運動会をしたり。時には陰陽マークのようになって眠ることも。神経質、の影も形もなくなりました。
異種であっても、一緒に暮らしていれば家族なのです。
海・うみは女のコ。華実は男のコ。海・うみの方が断然若いけれど、時々お姉さんチックにごはんのおすそわけに励みます。
彼らは、「わかち合い」があたりまえ、と言いたいけれど、やっぱり華実は無理。そこはわんこですから、食べ物は独り占めタイプです。
それでもいつでも海・うみは「わかち合い」。
動物君の実力に触れると、私たち人間はなんてチッポケなんだと、でも本当は私たちだってそうできるはず、と。
そんな風に、すごく大切だけど、すごくシンプルなことを華実と海・うみは私に教えてくれています。
和みますね。平和で穏やか。
さんま一つでこんなに幸せな気分にしてもらえるなんて。
海・うみがわが家にきてくれて、本当に良かった。
華実13歳。海・うみ5歳。
年齢差のある兄妹です。精神年齢は海・うみが上。
ま、異種なので比較すること自体おかしいけれど。
仲良しコンビ。
明日は何を食べようかな。なんのわかち合いになるんでしょう。
海・うみ姫に聴いてみようかな。
珍しくペットネタです。
彼らのことを書いているとベッタベタになるのが常。
何を隠そう、私のハートは主人よりも彼らとの共鳴度合いが強いんです。