春。
デトックスのシーズン。少し前に当エッセイでもお話しましたね。
春になると、身体が緩み、さまざまな「毒」「老廃物」、意識も含めて、いろいろなものがドロドロと外にあらわれだします。
私の場合、今年は1月から続々とあらわれていました。2月に入り、これでもか状態のデトックスが続きました。さらに3月。まだまだ出るよ~、という感じで、きょうもまたデトックス・サインがあらわれています。
きょうのデトックス・サインは腰の痛みです。ここ数日、腰回りが痛く、けれどあまり不快感は感じない。痛いと言っても違和感がある感じで、いわゆる腰痛と言われるものではありません。
多分、骨盤あたりがゆるんでくれているのではないかと。
骨盤は人間の関節の中で一番大きいところ。たいていの場合、骨盤はギュッとしまっているんだとか。その原因はストレス。私は股関節もかたいのですが、すべてストレス。
ストレスの中には過去生からの感情の記憶や、時に、他者からの意識エネルギーの投げかけも含まれているようです。
肉体的に、ここが悪い、という感じではなく、単にそこに負のエネルギーが溜まってしまっている感じ。
何が ? ということに関しては、それはもうさまざま、としか言いようがありません。
自分の意識に向き合う、という作業を続けて来た中で、多分、こういうこと ? ということが視えてきています。その内容は当エッセイでもお伝えし続けているので、ずっとご覧いただいている場合には、なんとなく「あっ、あれのことか」とおわかりいただけるのではないでしょうか。
さて、今回の腰の痛み。
このメッセージは、「支えられていない」という感情の解放です。それと「誰かをサポートすると自分の自由が失われてしまうのでは」という不安の想いの解放。
これを重ね合わせ、さらに痛みの場所が仙骨の右側あたりであることから、今は亡き父の感情とつながったための意識エネルギーらしいことかわかります。
父から支えられていない、と思っていた私。誰かをサポートすると自分の自由が失われてしまうのでは、と感じていた父。
おそらく、経済的なことがメインでしょう。
さらに、これは多くの男性の集合意識でもありそうです。世の男性は、経済的に家族を養う、という立場に置かれています。
本当は、家族のことなんか気にしないで自分の好きなことをやりたい。そう思っている男性は少なくないかもしれません。
一方、女性や子どもなどは、もっともっと、この場合父親でしょうか、「お父さんに支えてほしい。お父さんに頼りたい」と感じているのではないでしょうか。
そういう、男性からの悲痛な嘆き、同時に男性に依存したい女性、あるいはその他の家族、親族からの強烈な依存感情。
そのアンバランスな感情が私の身体を通過していってくれたことが「腰の痛み」となってあらわれてくれているようです。
最初に「あまり不快感は感じない」とお話したのは、解放のエネルギーだから。そこに何かがぎゅっとつまっていて、絶対に動かかないぞ、という意思は感じられないんです、この痛みから。
むしろ、シュワシュッワっと炭酸の泡のような感覚があるので、これはまちがいない、解放だ、と感じました。
ここのところ「女性性の抑圧の解放」が大きなうねりとなってあらわれてくれていましたから、きっとその流れの一環ではないでしょうか。
あとは「唇にヘルペス」。私は高熱を出して疲れるとよく鼻の下にヘルペスができるのですが、今回は珍しく唇にできました。きのう急に膨れ上がり、今朝はほとんど治っています。
口のヘルペスからのメッセージは、「強い自己嫌悪」の解放、「自分の言葉で人を傷つけてしまったという罪悪感」の解放、「誰かに対してものすごく強い怒りを感じていたこと」の解放の意味があるようです。
これは、もしかしたら亡き母との関係かもしれません。母が生きている時は、仲の良い親子だったと感じていました。二年半前くらいに急に母との関係のひずみの意識が浮かんできて、そこからもしかしたら母と私は潜在意識で憎み合ったり、いがみ合ったりしていたのではないかと、そんなことを感じました。
そこから母との関係を徹底的に洗い直しました。中でも母が私を妊娠した時の感情だとか、それを感じてしまった私自身の記憶だとか、を推察の中で一つ一つ探っていきました。
何回かお伝えしたように、母の胎内にいる時と誕生時に感じたバース・トラウマを解放しながら、「リバーシング」、私自身の再生、再誕生のプロセスをたどってきたのです。
一旦、「リバーシング」にたどり着いたような気がしましたが、まだまだバース・トラウマが残っていたのか、それとも誕生してからの幼い頃の私の記憶なのか、それが唇のヘルペスとなって昇華されてくれたようす。母と私は共に、「自分の言葉で人を傷つけてしまったという罪悪感」を感じながら、「誰かに対してものすごく強い怒り」を感じ、それに伴う「強い自己嫌悪」をも共有していたのかもしれません。
腰と口。両親と私との関係の修復のサイン。
ここ数週間、眼、特に右目にもデトックス症状があらわれていて、これはまだ現在進行形なので、もう少ししたら、そのメッセージをお伝えできるような気がしています。
このように身体にあらわれたサインは、潜在意識からのメッセージです。それを感じることで、その症状はほとんどおさまっていきます。
何かのお手当をしなくても。したとしても、数分間のセルフ・ヒーリングか、あるいは、本当に手を当てる程度。
何もしない方が、身体も潜在意識も喜んでくれます。なぜなら、彼らは「コミュニケーション」を望んでいるだけだから。
「ね、ね、聴いて。今、こういうことがあなたの中で意識化したんだよ」
その言葉を私たちは感じ取ることができないため、症状化して知らせてくれているだけなのです。
辛くなければ、できるだけ自然にやり過ごす。うまくいけば数時間で症状が消えていくことも少なくありません。もちろん、「故障」として重篤な症状が長引いてしまった場合は、それなりのケアが必要ですが。
今年の春は、デトックスの規模がでっかい。
それが私の身体で感じていること。
身体や潜在意識とのコミュニケーションがスムーズにいっている、という、これまた嬉しいメッセージを感じながら。
ということは。
それが外に映し出されれば、人とのコミュケーション、植物とのコミュニケーション、動物とのコミュニケーション、地球とのコミュニケーション。すべてがよりうまくいき始めるよ、という愛のメッセージなんですね、この全体の流れの意図するところは。
地球はやっぱり優しい。
自然は優しい。
私たちは自然の一部。
だから、私たちも優しい存在です。まちがいなく。
自分に優しく。
人に、優しく。
みんなに、優しく。
少しずつ、進んでみる。たとえ、後戻りがあったとしても。