私たちの身体にとって土台とは何でしょうか。
実は根っことする考え方があります。
人間の身体にとっての根っことは ?
足のうらっかわ、地面の15~30センチくらいのところに存在する「アース・スター・チャクラ」から地中にのびていくのではないかと。
チャクラとは私たちの身体の中にあるエネルギー・センターのようなもの。ヨーガの主概念です。ヨーガでは上半身のチャクラが最優先で考えられています。これは「座」のポーズが基準になっているからです。
人間は立って歩く生き物でもあるので、他にチャクラはないのかしら、と思っているうち、「アース・スター・チャクラ」の存在を知りました。ただし、一般的な考え方ではないようですし、その見解も複数あるようです。
チャクラの名前や正確な定義などは二の次として、足の裏、地面の中に相当する何らかのエネルギー・センターがあるらしいということ。
個人的理解として、この考え方がシックリきました。
ではそのエネルギー・センターを活性化するにはどうしたらいいのでしょう。
歩くのです、地球の上を。
すると、アース・スター・チャクラから地球の深部に向かってエネルギーが通りやすくなり、それが根っこの役割を果たしてくれる。
一般的に言われる「グラウンディング」と呼ばれる概念が現実になります。
グラウンディングについては当エッセイで何回もお話してきています。わかりやすく言うと「地に足つけてね」という感覚です。
地面に足をつければ、自然にアース・スターチャクラが活性化することになり、地球のエネルギーとつながりやすくなる、というのがこの考え方のポイントです。
アース・スター・チャクラがどこにあるのか、とか、そんなものはないだろう、とかさまざまな意見があることでしょう。
シンプルに、ただ歩く。
すると自然に大地とつながって、それが自分自身の身体の土台、根っこのようになるのではないでしょうか。そのポイントが接地面なのか地中か、の違いはあっても。
昨年から何度も何度も「グラウンディング」のメッセージがきていたので、私自身、歩く、ということを頻繁に行ってきました。「グラウンディング」にはさまざまな方法があるのですが、むずかしく考えるのではなく、単に地面とつながる、地球とつながる。それは私たちにとって自然なことなのだろう、と。
地に足つけて、はじめて、私たちは自然の一部になれるのかもしれませんから。
さまざまなサイトをみると、たいていの場合、チャクラ概念はヨーガの「上半身」がベースで語られています。中には「第三の目」にあたる、第6チャクラを活性しようという情報も。
情報は情報で知識としてとらえれば多種多様なものがあるというのは頼もしいことです、選択の幅が拡がります。それを活用する場合に本当に自分に合った情報なのか、ワンステップだけ作業を加えた方がより適切な情報との関係が築ける気がします。
例えば伝統的な考え方だから、自分にとって「絶対」ということはないかもしれませんし、著名な人が言ってる考え方だから、「絶対」ということもないかもしれません。
私の考え方だって「絶対」なんてことはありえなくて。
数ある情報の中からどれが自分にとって「合う」ものなのか、その判断は自分自身のハートと相談しながら。
なぜ、「まず、土台」とお伝えしたかったのか。
こんなケースを思いついたのです。
私たちは今の自分の立場、ポジションを自分自身で築いてきました。当然、土台から一つ一つ積み上げて。
けれど一部の人は、他の人を踏み台にして、その立場を築いている場合もあるのではないでしょうか。
土台はあっても、それは人のエネルギー。
何かの拍子でその土台がぐらついたり崩れることがあるかもしれません。エネルギーがつながっていないのですから、分断されている。
自分の土台は自分でコツコツ地道に、が私たちにとって好ましいものなのでしょうね。ところが、です、冷静に我が身を振り返った時、もしかしたら私だってどこかの場面で無意識のうちに誰かが創った土台の上にポコっと乗っかってしまった場合もあるかもしれません。
たたき上げ。下積みから苦労して一人前になる、という意味があるんだとか。下積みがなくて一人前になれればもっと楽だけど、下積みを土台作りと考えれば下積み時代もまた楽しいもの。
まずは土台。
さて、あなたはどんな土台創りがお好みですか。
※ 追記
本日1月26日、天国在住・愛猫・海・かい、こちら在住愛猫・海・うみのお誕生日です。
海・かいがいた時は海・かいのスーパーぶりにただただ感動していた私ですが、海・うみと暮らすようになって、時に海・かいは王様だったな、と感じることが多くなりました。
バランスという意味では海・うみの方が今の私には合っているのかもしれません。海・かいがいた時の私には海・かいがベストでした。
私は、海・かいと海・うみを通して自分自身を感じることができて、それは愛犬・華実も同じです。
自分の内側が彼らに映し出されている。
ということは。
海・かいがいた時は、私は王様になりたかった ? それとも権力者に支配・擁護されたかった ?
海・うみのいる今、私は包容力、受容力が身についた ? 横でのバランス感覚が自分の真ん中に戻ってきた ?
そこに華実がしっかりと加わっている。
縦から横の世界への移行と共に。
海・かい時代の私は土台創りをしていたんでしょうか。
今の私は、その土台の器をさらに拡げている。器を拡げているうちに、自然に高さも高くなってしまったとか ?
海・うみは保護猫さん出身、正確なお誕生日はわかりません。
私が勝手に「きょう」と決めました。
それでもその勝手には、あちらの何かの意思が加わっているような気がするので、これはこれでベストなのです、きっと。
海・うみ。
あの時、私に話しかけてくれて本当にありがとう。
「私はぴぴ。あなたのところに絶対行くから」
海・うみが自分の意思で私を選んでくれたことに、こころからありがとうの想いです。
毎日楽しく。華実といっしょに。
異種の兄妹ちゃん。
海・うみ、満5歳になりました。
彼女が繰り広げる世界は、マザーそのもの。
こんなにも優しくて、こんなにも温かくて、こんなにも柔らかくて、こんなにもおおらかで、こんなにもどっしりとして、こんなにもゆるやかで。
私たちの源は、本当はこんな風なんだ、と。
海・うみとの同一化が、私のハートの土台創りへとつながります。