呼吸に意識を寄せる

自分の呼吸に意識を寄せてみました。

 

数週間前。

 

私は息を吸い込むのが苦手なんだ、ということに気づきました。

 

こんなに呼吸法を続けているのに、です。

 

14年前から、ヨガ、ストレッチ、5年前から太極拳、今年に入ってピラティスとすべて呼吸法メインのエクササイズを続けてきました。10年くらい、なぁんちゃって瞑想をしています。

 

吐くのは得意なんです、ずうっとでも吐き続けていられる。

息を吸い込もうとすると途中で苦しくなってしまう。

 

私の身体がかたいことの原因の一つに、この呼吸の癖があるのだろうと感じました。

 

深呼吸をしたつもりになっても本当はちゃんと息が循環していないのでしょう。

 

それでも体質は改善しているので、まったくむだなことをやり続けてきたというわけではなさそうです。

 

呼吸の癖と心の癖が関係しているのではないか、と思い、自分で探ってみることに。

 

なるほど。

 

私は「受け取りベタ」なんです、そのくせ、「何かを人に届けよう、与えよう」と必死になっている。

 

例えば愛。

 

人に愛を届けなければ、と必死。

 

本来、愛はあふれ出るものなので、自分の中が愛に満たされていれば自然に外にあふれ出るものです、動物君の愛のように。

 

彼らは私たちに愛を一生けん命届けようなんて思っていません。ただあるがままでいる。すると自然に愛が放射されている。

 

ところが人間の場合、意識が入ってしまう。

 

「愛を届けたい、愛を送りたい」

 

その意識が呼吸を不自然にしていた。私の場合はきっとそう。

 

自分の中に愛がたくさんあるわけではないのに、愛を送りたいという気持ちだけが膨れ上がって。

 

それを続けていると、自分の中の少ない愛を絞り出す形になって、自分が枯れてしまう。私たちに必要なのは、自分の中を愛でいっぱいにすること。無理に愛を放射させるのではなく。

 

なんと、シンプルな構造なんでしょう。

 

ここまで気づいたら、次の深呼吸は自然にできていました。

 

吐く息、吸う息、吐く息、吸う息。

 

息を吸うのにも苦しくありません。

 

私の状態は、過呼吸症候群と似ているな、と、今、ふと感じました。厳密にいうと違うものなんですが、何かが共通している。

 

私は二十代の時、パニック症候群で苦しんだことがあります。

 

最初の過呼吸の発作の時には、意識不明になって集中治療室に運ばれました。本来、パニック障害は命に関わるほどの発作にはつながるものではありません。その時はストレスMaxだったようで、意識が回復するのにもパニック障害の診断を下されるのにもかなりの時間がかかりました。

 

そっか、すでにパニック障害は治っているのですが、その名残りのエネルギーが私の中に残っていたのかもしれませんね。あるいは未解決の過去の課題。もしかしたら、過去生での海での溺死体験が関係しているのかもしれません。自分の過去生がわかるわけではないんですけど、なんとなく。

 

過呼吸症候群の場合、自分への抑圧が強く、未知に対する不安と、自分の命に対する不信感が募っている、という心の状態が影響している場合があるとのこと。

 

対策、ケア方法としては、自分の限界と恐れを受け容れること。自分自身に多くを期待する状況を創らないこと。

 

呼吸に意識を向けたら、セルフ・カウンセリングができてしまいました。

 

自分自身の状況、状態に関わる自分の意識、心に気づくと、その問題は自然に解決方向に向かうことが多いんです。

 

今、また深呼吸。

 

大丈夫、大丈夫、ちゃんとできてる。

 

呼吸は息=生きることに直結する大事なもの。私は「生きる」ことに抵抗していたのかもしれません、私の潜在意識。

 

自然に呼吸ができているかどうか、たまにチェックしてみるといいですね。女性の場合、浅い呼吸の人が多い。一般的に視てストレス過多の状態です。

 

ちなみに過呼吸やパニック障害の人は広場恐怖症傾向の症状があらわれる場合もあります。

 

はい、まさに私は広場恐怖症傾向です。それほど深刻なものではありませんが、少しずつ改善方向に向いて、今はほとんど感じないくらいになっています。

 

もしかしたら、呼吸がスムーズにできるようになったお蔭で、広場恐怖症、さらに緩和しているかも、ですね。

 

広場恐怖症は対人恐怖症の一つでもあるので、人間関係が変わるサインとみました。

 

素直に嬉しいです。

 

呼吸一つでもこんなに多くのことがわかります。

 

私たちの身体が出しているサインは、心からのサインでもあります。

 

自分の心身魂に寄り添う。素晴らしい時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

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