愛犬・華実とのお散歩。
気温は少し低いけれど、ほぼ無風。
光の加減なのか、波動のせいなのか、すべての植物がキラキラ輝いていて、そしてとてつもなく優しいのです、全体から放射されているエネルギーが。
枯れた葉っぱと元気な葉っぱが共存した樹。小さいけれど鮮やかな色合いの花を咲かせている草。一方地味な色合いだけど元気に花を咲かせている樹などなど、どれもがみんな優しい。
枯れている葉、道端に落ちている葉っぱでさえも。
お気に入りの桜林はほぼ枯れ木状態。それでも中に一つ二つ枯れ葉を身につけた木があって、それもすべて優しい、愛おしい。
こんな感覚はじめてです。
地球はこんなにも優しかったんだ、植物はこんなにも包容力があったんだ、とビックリです。
本来私たち人間も他の生物のように、ただそこにいて、そのあるがままが愛おしくて、そのすべてがしなやかで包容力にあふれていて、どんな存在とも手を携えながら穏やかに生きていける生き物のはずなのに。
地球はきっとそのことを期待して、「私の大切な資源、財産、リソースをみんなで上手に分かち合ってね」と、私たち人間も含めて、地上に存在するすべての自然に愛を注いでくれていたのではないでしょうか。
いつからか、人間は他者を従え、まるで自分が支配者のように、自然の恵を搾取したり、時に破壊したり。
そんな風になるとは思ってもいなかったのではないでしょうか、私たちの母なる地球は。
そんな状態になってもなお、地球や地球の子供である動物や植物や鉱物は、人間のあるがままを、エゴも含めてすべてを受け容れながら存在している。
そんな感覚がきょうの華実とのお散歩の時に浮かびあがってきました。
「自然は優しい」
そう思ったら涙が流れてきて、なんだかものすごい「癒し」が行われたような気分です。
私たちは「癒し」というと特別な場所に行ったり、特別なツールやメソッドを活用したりするけれど、ただ外を歩く、それだけで大きな「癒し」が生まれることをきょう再認識させてもらいました。
あの時の私はきっと自然の一部の仲間入りをさせてもらっていたんだろうな、華実がそこに導いてくれたのか、あるいは華実が導管になって、自然のエネルギーをキャッチしてくれたのか。そう、華実とのお散歩は実は華実から私へのヒーリング・タイムだったのかもしれません。
穏やかな一時間でした。海の向こうの景色もクッキリと見え、途中で新郎・新婦さんのアウトドア撮影会にも遭遇したりして。
今、ふと浮かんできました、「女性性と男性性のペアリング」のメッセージですね、あのカップルは。
宇宙からの、地球からのプレゼントは壮大でした。気が付かなければ何も感じなかったレベルのことばかりでしたけど。
それくらいささやかです。その実、スケールが大きい。
ささやかさとスケールの大きさは「ミクロコスモス」と「マクロコスモス」の違いを象徴しているのでしょうか。
明日からまたお散歩が楽しみだな。13歳の華実とのお散歩。なんだかとっても味わい深くなっているような気がします。軽やかなステップは子犬の頃とほとんど変わらないのに、華実の精神性は確かにシニアわんこのそれなのかもしれませんね。
歳を取るって、素敵なことなんだよ。
華実からの、メッセージ。