植物からのラブ・レターシリーズ。
今回は「ザクロ = 柘榴」です。
愛犬・華実とお散歩に行ってきました。家に戻ろうとマンションの周りを歩いていたら、なんと、ザクロの実がたわわに実っています。
全然気づきませんでした、今まで。敷地内の植栽としてザクロが植えられていたなんて。
さっそく調べたら、なんとも素晴らしすぎる植物でした。
生命の源とも言われる「ざくろ」の実。仏教では「吉祥果」と呼ばれる、特別に縁起の良い果実なんだとか。
そもそも植物の果実は富や豊かさの象徴として、強い「陽」の気をたくわえているそうです。
ちなみに「陽」が良くて「陰」がいけないということはありませんので念のため。
その中で「ザクロ」は実りや生命をもたらす力が強く、豊穣と繁栄のシンボルとして昔から女性の開運をサポートする存在としてとてもありがたがられていたらしいのです。
キリスト教でも再生と永遠の命の象徴として大切に扱われているとのこと。
何だか、これだけでものすごく気持ちが良くなってしまうお話ですね。
特に仏教の「吉祥果」という響きにひかれます。確かヒンドゥーでいうところのラクシュミーが「吉祥天」。吉祥とは繁栄・幸運をもたらし幸福・美・富をあらわす神とされています。
私は弁天様、ヒンドゥーのサラスヴァティーとはなんらかのご縁があるみたいなんですが、いよいよラクシュミーがきてくれましたか、と嬉しくなってしまいました。
やっぱりすでに地球は「実りの秋」。そのエネルギーの波に乗っかってしまえ、波そのものにになってしまえ、ということなのでしょうか。
前々々エッセイの「曼殊沙華」も吉報の前触れだよ、というメッセージをくれていました。
きょうは「中秋の名月」。明日は「満月」。
宇宙も良い意味でちょっと騒がしい気がします。
嬉しいな、華実とのお散歩、日々、たくさんの発見ばかり。
華実、まもなく14歳。
すこぶる絶好調君です。
華実と過ごせる時間はどうしたって限られているけれど、華実が家にきてくれて本当に良かった。
きょうは三番瀬からぐるっと回る、海を見ながらのロングコースでのお散歩でした。いくつになっても軽快なステップで歩いてくれる華実は見方によっては生命力のかたまりともいえるかもしれません。
「花も実もある、華やかな犬生を」と思って華実 = はなみと名付けました。
何となく、ザクロに引き合わせてくれたのは華実のような気がするんです。
華実は誰とも仲良しのコだから。
私に必要なものはすべて理解してくれている。ものいわぬ、私のある意味「カミ」であり、「師」であり、「パートナー」であり、私の一部でもあり、さらに別の意味では私そのものでもあり。大切な大切な、仲間です。
気持ちいいラブ・レター、ありがとう、ザクロちゃん、華実君。
自然と共に。
自然と同調して。
自然の一部として生きる。
「地に足つける」作戦、きょうも遂行中。
※ 追記
ザクロの花言葉には「結合」「愚かしさ」という意味があるそうです。また国によっては不吉な実としているところもあるようです。
たとえ不吉でも「愚か」でも私的には「〇」です。受け容れます。