徹底的なグラウンディング作戦の成果、第二弾のご報告です。
「地に足をつける」、トコトンこの感覚にフォーカスし続ける毎日。
なぜなら、それは人生の土台作り、基礎作りに他ならないから。
私たちは幼少期にこの作業を無事終えるように創られているはずなのに、たいていの人は土台作りがうまくいっていないのだろう事実に気づきました。
土台がしっかりしていないから、成長過程でも苦しみ、また成長してからも苦しみ。
おそらくこの世の中で一度も生きづらさを感じたことがないという人は一人もいないのではないでしょうか。
「いえ、私はそんなこと感じたことはありません」という場合は、意識の奥底にその気持ちを押し込めてしまっている可能性があるのかもしれませんね。
良い、悪いではなく。
さて、グラウンディングをしたお陰で、つまり地に足をつける感覚を強く意識しているお陰なのでしょう、こんな言葉のエネルギーが浮かびあがってきました。
「お前にはムリ」
「できっこない」
「お前の人生、いつも頭打ち」
ゾォッとしました、おいおい、誰が言ってんのよ、どの口が言ってんのよ、という感じです。
このエネルギーが浮かんで来たとき、左の耳に激痛が走りました。
なるほど。
自己解釈を進めてみました。
これは私の中に住んでいる悪魔の言葉です。私たちの意識の中には必ず悪魔が住んでいます。天使と共に。
と言っても悪魔の姿をしている存在、天使の姿をしている存在が私たちの中に同居しているというイメージではありません。悪魔意識、天使意識、というものが私たちの潜在意識の中には存在している、という意味です。
宗教的な教義ではなく、心理学的捉え方によるものです。
左の耳の激痛。これは特に「女性性・女性神」からのメッセージに関係していて、どうやら私は自分の女性性がキャッチしていた情報を「そんなことは聞きたくない」とずっと耳をふさいできた様子です。
左半身は女性性に関係する、という説があり、女性性、つまり母性、つまり地球のエネルギーと関係しているのではないかと感じました。
この悪魔意識のエネルギー、どこかで聞いたことがある。
そう、日本人特有とも考えられる『出る杭は打たれる』。
そう言えば私は二十代の時、特に仕事の場において「出る杭は打たれる」感を味わってきました。同時に「女のくせになまいきだ」と。
おそらく日本人としての『出る杭は打たれる』という集合意識は社会通念として私たちの中に存在しています。私たちが生まれた時から、そのエネルギーが潜在意識に息づいているのではないでしょうか。
その感覚を感じたくない、そういう意識はもちたくない。もしかしたら私はそんな気持ちを人一倍強く感じていたのかもしれません、無意識のうちに。
それがMaxになってエネルギーの放電状態になり、その結果、仕事の場でさまざまな人から頭を打たれるような行為や言葉を受けていたのではないでしょうか。
つまり、『出る杭は打たれる』という意識は私の中にも、その言葉を発した人の中にも備わった意識感覚だということです。
本来、母性のエネルギーは「全受容」がベースです。
なんでもありのままを受け止めてくれる、慈しみのエネルギーがベースです。
けれどそれは「天使意識」の時。
「天使意識」と「悪魔意識」は表裏一体。光側にあらわれる時は「天使意識」で闇側にあらわれる時は「悪魔意識」になります。その大元のエネルギーは同一。光のグラデーションの違いなだけ。コインの裏表なだけ。
私の中に突如わいてきた
「お前にはムリ」
「できっこない」
「お前の人生、いつも頭打ち」
は、ありのままのお前なんて、なんの力もないのさ、なんの可能性もないのさ、と告げています。
「全受容」の反対のあらわれかた。ということは「母性」の中に潜む「悪魔意識」なのではないでしょうか。
この「闇側」の「悪魔意識」は「光側」の「天使意識」と同価値です、同等です。
「全受容」を感じるためには、この悪魔意識の存在も同じように受け容れることが必要になります。
天秤の両サイドがあってそれが同量で天秤ははじめてバランスが取れるのです。
私たちの遺伝子内では「二極化」「二元化」という概念が脈々と受け継がれてきましたから、どうしたって「天使意識」は「善」で「悪魔意識」は「悪」と判断しがちです。すると、何かのきっかけで何らかの「悪魔意識」が浮かんできてもそれを感じないように、視ないようにしようと心の防御作用が働きます。
するとその「悪魔意識」は意識の奥底に閉じ込められてしまい、そのエネルギーが常に自分の中から顔を出したがるようになります。それが私たちの人生の邪魔をし始める。
上記、三つの感情を感じきるのにかなり時間がかかりました。ということは、この「悪魔意識」は集合意識とつながった強力なものだということが考えられます。
「天使意識」と「悪魔意識」は表裏一体。
その価値はフラット。
私たちの中には必ず自分が認めたくない「悪魔意識」が潜んでいる。
その「悪魔意識」を認め、受け容れることによってはじめて「天使意識」が優位になって、その力を十分に発揮してくれる。
これが現段階での私個人の「心」に関する一つのとらえ方です。
もしハートに響く場合は、あなたに合った方法で、上記「悪魔意識」を自己統合してみるのもいいかもしれませんね。
すぅっとしましたよ、私は、ですけど。
「悪魔はいけない、排除すべきもの」ではなく「悪魔も自分の一部。大切にしなくちゃ」という想いが明確になりました。
グラウンディングできると、こういう考え方がつらくなくなります。「母性」による「全受容」の力が自分の中にもしっかりと根付いてくれるようです。
その力の「源」が私たちにとっての「母なる地球」だということなんですね。
地球ともっともっと仲良しになりたいな。地球自身もそれを心の底から望んでくれているはずだから。