搾取されている、という意識

きょうの瞑想時の感覚です、それは「搾取されている」という強い意識。

 

あなたは誰かに何かを搾取されている、と感じたことはありませんか。

 

エネルギーの搾取。

お金の搾取。

力の搾取。

やりがいの搾取。

忠誠心の搾取。

良心の搾取。

才能、能力の搾取。

 

順不同。まだまだいろいろ挙げられるかもしれませんね。

 

搾取されている、と感じている人は必ず自分も誰かから何かを搾取しようとします。

搾取された分を人から搾取することで埋め合わせようとするからです。

 

おそらくたいていの人の中にこの「搾取」意識は根付いていますから、搾取の連鎖が起こります。

 

例えば人に愛を奪われている、と感じている人はその奪われた分の愛を他の誰かから搾取しようとする。

その、連鎖です。

 

これは「私たちは分離した別個の存在である」という意識がベースとなって起こるもの。

言葉をかえれば分離意識の強い人ほど搾取される、という意識が強くなり、それを他者にも投影し続けます。

 

本来、エネルギーは循環するもの。

例えば人に愛を与える、けれど見返りは期待しない、自分がそうすると気持ちいいから。

するといつか、どこからか気持ちのいい愛がかえってきてくれる。

無意識のうちに、知らないうちに。

 

それが「愛の循環」です。

 

愛は乞うものでも奪うものでも搾取するものでもなく、ただ感じるもの。

自分を自分への愛で満たすもの。

その愛がいっぱいになって自然にあふれてしまうもの。

するとそのあふれた愛が別の形に姿を変えて、いつか自分のところに戻ってくるもの。

 

それが実現するとなんとも気持ちいい世界が拡がります。

私たちがいた元々の世界は、そういう世界なのかもしれません。

 

搾取されている、という意識は私の中にもあります、もちろん。

才能を搾取されている、やりがいを搾取されている、まじめ気質を搾取されている、お人よし気質を搾取されているなどなど、です。

 

ちょっと欲張りすぎ、でしょうか 笑。

 

同時に自分自身への愛の育みを行い続けています。

少しずつ少しつずつ、「じぶん愛、良い意味での」、その貯金が自分の中に増えてきました。

すると、人から何かを搾取して、ハートを満たそうという意識は減りつつあって、自然に「搾取されているかわいそうな私」という自己像が小さくなっていくのです、自分の中で。

 

おそらく、誰の中にでもある、この「搾取意識」。

分離の象徴、対立の象徴である、という大原則を意識します、そういう感情が自分にはある、という事実を認め、受け容れます。

 

そこから意識の反転への旅が始まります。

 

なんでも女性は男性の「骨」からつくられた、というのが聖書の教えなんだとか。

ということは、本質的に「男性性」の中には「自分の骨を奪われた」という意識が備わっているのかもしれませんよね。

 

「男性性」はすべての人に備わった意識の性格です、気質かな、正しくは。女性であるあなたにも、私にも。

 

ですから、搾取されているという意識はほぼ全員の中で息づいている、と私はそんな風に感じています。

 

いけないもの、としてやっつけるのではなく、自分の中の個性の一つとしてそれと向き合う。

 

そうやって、上手に折り合いがつけられる相手なのです、「搾取意識」も。

 

エネルギーは循環し合ってこそ、その真価が光り輝きます。

 

その循環の秘訣、一人一人が工夫していけば様々な形での循環システムが生まれていきます。

 

その中で、傾向の似た人がグループを作って、さらなる循環システムを創造していくことになります。

 

エネルギーの可能性は無限大、というのはそういうことを意味しているのではないでしょうか。

 

まずは自分自身の循環システムの構築、ですね。

 

意識と上手に向き合いながら、自分自身の。

 

少しずつ、少しずつ。でもその「少しずつ」が自分の中の貯金になるのですから、ゼロよりは少しずつを継続していった方が自分のためになる気がします。

 

自分のため、は自分自身の安心につながります。

自分自身の安心が、自分自身への信頼につながり、それが他者への信頼につながる。

 

そう、少しずつ、がポイントなのかもしれませんね。

ボチボチ、コツコツ。

 

〇〇をすれば絶対大丈夫的秘策は、人生にはほとんど存在しない。

私はそう感じているので、このやり方がベストです、私にとっては。

 

自分流を探りながらの毎日。楽しいです。

自分流をトコトン味わう。

 

人生の喜び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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