当エッセイの前に『準備万端 2 』というお話を執筆していたのですが、こちらが先、との指令が来ました。
きのうの夜、愛犬・華実が過呼吸状態で寝ていました。
実際には過呼吸ではなく。
つまり症状としての過呼吸ではなく、「ハァハァ」みたいな息をして寝ているのです。
暑いから心臓に負担がかかっているのか ?
それとも本当に過呼吸なのか ?
さまざまな想いが浮かんで来て眠れない状態に。
華実は以前はハウスで寝ていたのですが、愛猫・海・かいが天国に還ってからは自然に私のベッドで眠るようになりました。
まっ、いっか。
状態でそれが当たり前になっています。
ハァハァ呼吸は実は二週間くらい前から時々やっていました。
お腹を下にして鼻なのか口なのかでハァハァ。
きのうは私の頭のところでハァハァ。
あまりにもうるさいので私が頭の向きを下にして寝ると華実も私の横にうつってきてハァハァ。
うるさい !
結局眠れたのは朝方です。
なぜもっと心配しないの ?
本当に過呼吸なんじゃないの ?
さまざまなお叱りの声が聴こえてきそうですが、私は華実に対して全幅の信頼を寄せているというか、華実は「基本」病気になるコじゃない、という信念のようなものがあって。
これは海・かいが天国に還ってからわいて来た感情です。
元々華実は先天性の心臓病、アレルギー体質、血小板減少症の予備軍として生まれて来たコ。
ところが13歳になっても何一つ症状は出ていません。
何かが途中で変わったのか、それともそもそもそんな「予備軍」としての遺伝子はそんなに珍しいものではないのか。
今まで病気らしき状態になったことが一度もないコなのです。
一度急性膵炎という状態になりましたが、この時も数値はかなり高かったのですが、病院から帰って来て数日で落ち着いてしまって。
治療らしい治療は何もせず。
当時は私もヒーリングなどできなかったので、自然治癒と言ってもいいかもしれません。
以来、華実は少し変わったコなんじゃないか。
とてつもなく免疫力の高いコなんじゃないか、と感じるようになりました。
ですのでここのところの「ハァハァ」もさほど気にしていないというのが本当のところです。
が、さすがにきのうは暑かったのと眠れなかったのとで怒りがわいてきて、朝起きてからしばらく華実を無視していました。
ガキですね、こうなると 笑。
左のふくらはぎも痛いじゃないか。
すべて華実のせいモードです。
珍しいんですよ、私の中にこんな感情がわいてくるのは。
感じてしまえばそれらの感情はおさまります。
気分が悪かったんですけど、しばらくそれを感じていました。
すると数分で自然にヒーリングが起きてしまって。
つまり意識を「ヒーリング」に向けないのに身体中に微細なエネルギーが流れてきました。
なんだろう、この感覚。
目を閉じるだけ。
呼吸をするだけ。
これでヒーリング ?
いきなり気分がスッキリしてしまいました。
過呼吸について調べてみると。
未知に対する恐れがあり、自分を信頼することができない状態。自分の欲求にブロックをして体験そのものから逃げる状態。
とありました。
なるほど !
華実の「ハァハァ」は私の感情の鏡ですから、華実は、「ママ、自分を信頼して前進しても平気だよ。もうブロックはいらないからね。ママのハートのままにね」というメッセージを伝えるための愛のGiftだったのです。
華実は普段からコミュニケーションに「意識」というかそういうものをこめるタイプではありません。
どういうことかというと、動物君にもいろいろなタイプがいて、いわゆるテレパシーで自分の意識を他者に送るのが得意なタイプと華実のように全身でただただ愛のエネルギーを伝えるタイプとがいて、華実の場合、通常のアニマル・コミュニケーションはあまり得意ではないのです。
ですからあえて私の方から華実に話しかけることは滅多にありません。
華実の全身のエネルギーを感じているだけで、華実が心の底から幸せを感じていることがわかるから。
言語的コミュニケーション、実際には動物君は言葉ではなく意識エネルギーを伝えてくるだけですが、それが得意なのは愛猫・海・うみの方です。
完全なる個性の違い。
で今、華実は「やっとわかってくれた」という感覚で私の足元でくつろいでいます。
華実は一般的なアニマル・コミュニケーションの方法ではなく、全身を使って私にそのメッセージを伝えて来てくれたというわけなのです。
まさに全身全霊での愛のコミュニケーションですね。
今まで「ハァハァ」が出ても調べようという気持ちにさえならなかったのに、きょうは怒り、そして癒し、そしてその意味は、と調べるというステップを踏んだのは、これがベストの展開、ベストの流れだという証拠なのでしょう。
ちなみに左のふくらはぎのメッセージは。
「新たな人間関係の訪れ」の祝福の意味があるみたいですよ。
実は私は以前「パニック障害」の経験をしていて「過呼吸」に関してはかなりのトラウマがある方です。お蔭さまで「パニック障害」は克服、完全に治っています。
華実はその「過呼吸」そのものに対するトラウマも癒してくれたみたいですね。
「もう、過去のことだよ。平気だよ。全然気にしなくて大丈夫。だってママはもう平気なんだもん、誰がなんて言ったって」
こんなに愛おしい華実を無視するなんて。
でもそれも必要なことだったんだ。
最近は海・うみとの関係がますます深まり、どちらかというと華実は私にとっての二番手のポジション。
それもすべて「ヨシ」と受け容れてくれている華実。
けれど時々、こういうスーパー級のメッセージを届けてくれて、ますます華実の大切さ、愛おしさが募るわけです、私の中で。
華実はかなりのテクニシャンなのかも。
ぽぉっとしたあの全身の下にツメを隠しまくっているのか。
素晴らしき潜在能力の持ち主だと、親ばか、です。
きょうは日食だそうですね。
食の日には私たちのエネルギーも大きく変わるみたいですから、その変化に伴うアップダウンを楽しませてもらえたということなのかもしれません。
食の日かぁ。
食いしん坊の華実に何かを催促されている気分です。
こういう時の私の気分はほぼ間違いなく大正解の時が多いです。
なんだ、コミュニケーションできているじゃない、華実ちん。