このシリーズ、しばらく続きそうです。
価値観の塗り替えが起きました。
まず、その1。
私はスポーツ・クラブに通い、ヨガ、太極拳、ストレッチなどのエクササイズ・レッスンを受けています。まもなくまるまる13年、そろそろ14年目に入ります。
今までのレッスンは健康維持のため、健康管理のため。
元々身体は強い方ではなかったので呼吸法をベースにした、しかも運動神経とは関係ない、ベーシックなレッスンを続けてきました。
途中でフローダンスという骨盤を意識したラテン・ダンスのようなレッスンを3か月受けましたが挫折。
ラテン系の音楽は好きだし、骨盤ケアもしたいし、でしたが、リズム感のない私にはどうしてもステップが踏めないのです。
しかも有酸素運動なのでものすごい汗をかきます、交感神経優位になるため、その後どっと疲れます。
私の体質には合わなかったみたい。
きのう、急に浮かんできたのは、「筋力アップ、体力アップのためではなくご褒美のためのエクササイズに変えよう」というものでした。
やって、とにかく気持ちのいいものしか参加しない。
気持ちがいい、というのは私の場合副交感神経優位のリラックス系。
筋肉増強を狙うような根性スポーツ系は除外。参加する、その環境も含めて「気持ちいい」。
つまり、今までの13年間は、身体の弱い私を少しでも身体の強い私に変えたいという欲望に添ったもの、これからは現状維持ベースで結果的に身体がリラックスしてくれればいいという、「あるがまま」欲望に添ったもの。
ということは、おそらく私の「潜在意識」は体調に関するものすごい不安がなくなり、今のままで大丈夫、という自分自身への信頼、安心、そして受容、さらに「なるようになる」という意識変換が起きた、ということなのだろうと自己分析しました。
加齢と共に体力が衰えるのは当たり前。無理にそれに逆らわない。
自分の等身大と付き合う、等身大の自分と向き合う、すなわち「あるがまま」の受容。
言葉を変えれば究極の自己肯定への道を歩き始めた、ということのようです。
自己否定は自己乖離による分離感が進み、不安が膨らみます。
自己肯定は自己受容による同一化が進み、安心感や愛が膨らみます。
前者は緊張、後者は弛緩の状態。
いつもいつもゆみっぱなしでは困ります、が日常生活は緊張の連続なのです。
レッスン時ぐらいは自分を開放してリラックスモードを満喫したい。
そのバランスによって、心身魂の調律が進むのです、きっと。
交換神経優位のエクササイズはアドレナリンなど興奮ホルモンが溢れます。
副交感神経優位のエクササイズはセロトニンなど快感ホルモンが溢れます。
どちらも私たちの体内に備わっている自然の叡智です。
上手に活用することで免疫力、自然治癒力が上がっていきます。自分にふさわしいなだらかな曲線で。
ということは結果的に健康になれるはず。なれなくても現状維持は保てるはず。
すると、より自然な生き方をすることができるようになります。無理やり頑張る生き方ではなく。
心身魂のことは難しく考えず、そのすべてが「バランス」というポイントをおさえて、すべてほどほど良い塩梅を目指していくのがきっと私流です。
自然と共に、自然体で。
自立への第一歩。
内なる「カミ」と共に、生きる。