愛犬・華実とのお散歩時には、結構イロイロなことが浮かんできます。
きょうは、「すべてOK !」と。
例えばお金のないあなたがいたとします。
病気をしているあなたがいたとします。
それもすべてOK ! なんだよ、宇宙的にはね、という、そういうことのようです。
私たちはお金がないことを恥じ、お金がある人より自分は劣っているのでは、と感じます。
私たちは病気であることを嘆き哀しみ、健康な人がうらやましくて仕方なくなる時があります。
けれどそのすべてが「〇」。
宇宙に必要だから、そして私たちのその時にも必要だからその状態になっているんだ、と。
私たちは生きているそのまんまでOK ! の存在なんだとか。
私たちが生きている、ということは私たちに備わっている状態のすべてが地球に必要とされている、ということなんだとか。
あの人より〇〇、という比較はいらないし、まして卑下する必要などまったくない、とものすごく力強いメッセージを感じ取りました。
その後です、知らないうちに涙が溢れて来て、「完璧主義で良かった」と。
完璧主義だからこそ、自分の否定ポイント、つまり自己否定のポイントにも完璧に向き合えたんだと。
自己否定に完璧に向き合えたということは完璧なる自己肯定に近づけたのだと。
自己肯定が自己否定より勝れば、今度は他者肯定が進むのだと。
私が完璧主義だったからこそ、私自身の「〇」も増えたし、地球の「〇」も増えたのだと。
私の完璧主義は地球の宝物なのだと、そんな一連のストーリーが伝わってきました。
私は元々かなりアバウトな方で完璧主義とは程遠いところが多いのですが、実はどちらか一方という人間は存在せず、アバウトと完璧は表裏一体、しかもアバウトパワーが大きければその分完璧パワーも多い。これが人間に備わっているエネルギーの根本的仕組みです。
何回かお話している山と谷の法則。
自分に自信のある人は同じだけ自分に自信がないのです。
この両方を認識した時、私たちははじめて自信のなさよりも自信が勝る生き方をすることができるようになります。
ところがこの一見「負」「マイナス」の部分は視ないように、ないもののように抑圧しなさいという社会的教義のようなものが創られてしまっているのが特に私たち日本人の大きな特徴です。
「負」「マイナス」を感じるからこその「正」「プラス」。
私は完璧主義なので徹底的にこの「負」を感じ切ってきました。
そのお蔭で私が以前から認識できていた一見「正」が優位性をもって、私の特徴としてあらわれてくれる、その流れがやっと固定されたのです。いえ、固定ではなく優位に働くクセがついたのですね。
私はお仕事をする時は実はかなりの完璧主義です。
原稿一つとっても何回も何回も推敲します。
拙著の執筆時間が他の方に比べて異様に長いのはそのためでもあるのです。
けれど、その完璧主義をどこかで毛嫌いしていました。
私の父が完璧主義の職人だったためです。父はかなり腕の良い職人でしたが、その完璧主義がアダとなって、晩年は仕事のできない身体に。同時に心も病んでいきました。
その父の生きざまが私にとっては心地良く視えなかったのでしょう。
大好きな父、けれどその一方で不幸な父と感じていたのです、さらにその何割かが自分のせいではないかと罪悪感を感じ続けていたのだろうことが、きょうの時点で明確にわかりました。
父からのメッセージなのでしょうか、「お前の完璧主義は素晴らしい宝物なんだ、誇りに思いなさい」、生まれてはじめてそう感じることができました。
完璧主義は時に自分を苦しめる材料にもなり得ます。
けれどそれがこの地球に必要なものだからこそ、その人に授けられているというのが真実です。
であれば完璧主義を自分のプラス要素に活用しないという手はありません。
私は完璧主義で本当に良かった。
一旦こうやって完璧主義に向き合えば、今後完璧主義が「アダ」になることはありません、必ず私の味方をしてくれるようになります。
完璧主義のあなた、それはあなたの財産、この世の宝です。
そう感じられなくても。
「すべてOK ! 」の意味はまさしくあなたにも、そしてすべての人に言えることです。
すべてを受容するそのことが自己肯定のあらわれです。
私たちにはできるのです、拒絶も受容もどちらも自由に選択できる。
受け取る ⇒ 受容 ⇒ 手渡し ⇒ 再び受け取る。
こうやってエネルギーには循環することによって、よりベストなエネルギーが流れてくるような仕組みが備わっています。
お互い覚えておきましょうね。私たちの身体には必要なモノはすべて備わっていて、何一つ不要なものなどないということ。
そしてそれは私たち自身の命についても言えること。この世に不要な命など一つもありません。
みんな必要とされて、今ここに存在しているのです。
必要とされていない命などこの宇宙には存在しないということが、今この時点での「真実」です。