今朝わかりました、私の潜在意識は宇宙に全幅の信頼なんて寄せていなかった。
う~ん、すごいです、潜在意識ちゃん。
私はホリスティック生活の観点から、私たちの身体は小宇宙で、私たちの命の中には宇宙のすべてがつまっている、という認識をもっていました。
謎解きです。
私たちの身体は小宇宙と信じていたのは「顕在意識」、普段私たちが認識しているごく普通の意識のことです。
私は宇宙を信頼なんかしていない、と感じていたのは「潜在意識」あるいは「深層心理」、これらは私たちは普段は認識できません。
そしてこの顕在意識と潜在意識は心理学の研究では1対9、あるいは2対8位の比率では、とされています。
ですから、いくら顕在意識で「私は宇宙に全幅の信頼を寄せています」と感じていても、その4~9倍くらいの「私は宇宙なんて信じてませんから」という想いがあって、そうだとしたら。
結果は一目瞭然ですよね。
「私は宇宙なんて信じてませんから」という現実を創り出してしまうのです。
以前もお話しましたが、どうやら潜在意識の奥の方にさらに集合意識と呼ばれるものがあるらしく、これは自分自身の意識というより、言葉通りの「集合想念」、中にはこれは過去生のたくさんの人の集合想念も含まれるのでは、としている説もあります。
そうなんです、ここまで行くともう何が何だかわけがわからない状態に入ります。
ですので一般には、どこからどこまでが何々という線引きを考えずに、自分の中に潜在意識らしいものが浮かんで来たら、その感情を一旦受け容れて、結果、それらを自分の意識として統合して、
するとその意識はおとなしくおさまってくれて、場合によってはきちんと「昇華」されていってくれる。
すると自分の意識のクリア度がアップする。
というような考え方でセラピーやあるいはカウンセリング・セッションが行われていきます。
私の場合は、セルフでそういうことを行っていくことが多く、それらをセルフ・ヒーリングと呼んだり、ワークと呼んだりしたりします。
クライアントさまとのセッションとは明確に線引きをした、自分と向き合うための「心」あるいは「意識」のワークです。
ちなみに私の場合、お仕事としてのセッションも自分自身のワークもすべてオリジナル手法をとっています。経験を重ねていくうちに自然にそれが体系化されたというか、メソッドの形におさまってくれたものたちです。当然その形態は私自身の変化と共に内容が変わってきます、いつも同じスタイルということはありません。
今回の「宇宙への全幅の信頼」というテーマは、きっとかなり壮大なテーマですよね、私たちの命の根幹に関わる部分。
その「全幅の信頼」の感情を想い出すために、おそらく徹底的に宇宙を拒絶してきたのが今までの私の姿なのかもしれません。
何回かお話しているように「山と谷の法則」と呼ばれるエネルギーの法則があって、山と谷は基本的に同じエネルギー量です、つまり山が大きければ谷も大きい。
今までの私自身における「ワーク」を振り返ると、私はたいていのことが両極端のタイプのようです。例えば愛を学ぶために徹底的な自己否定とか自己欺瞞とか、その手の強烈なネガを活用するタイプ。
おそらく宇宙に対してもそうだったのではないでしょうか、大きな「拒絶」、それを反転させて大きな「受容と信頼」。
だとすると、今までの拒絶も悪くないな、なんて感じるわけです。
エネルギーの仕組みとか、宇宙の法則というと、かなりメジャーなのは「引き寄せの法則」でしょうか。
実はこれも「自分に必要なエネルギーを引き寄せる」という解釈が本来ではなく、引き寄せるのは宇宙の方とする説もあるんです。
何が真実か真理かは、おそらくその「受け手」によって内容は異なってくるのではないでしょうか。
私は「引き寄せるのは宇宙」だとしたら、自分の潜在意識&集合意識をできるだけ感じきって、現実には無理だけれど、意識はそこに向けて、そしてできるだけ全体のエネルギーをクリアにして行けるといいな、すると宇宙の愛に近いものを放射できるのでは、と感じています。
ただしあまりにも「潜在意識」「集合意識」と思いすぎると「顕在意識」ちゃんがかわいそう。ウエイトは少なくともちゃんと存在しているものですものね、「顕在意識」も。
「意識」で語るとちょっとわかりにくいところが出てくるかもしれません。
私たちの中にはいろいろな「人格」の自分が存在している、と捉えるともう少しスッキリするでしょうか。
この考え方は、心理学の系統でいうと、「ユング」理論によくみられる傾向のような気がします。
と言っても私は心理学の専門家ではないので知識の取りこぼしがたくさんあるのは確実。
ただ今ふと「ユング」という言葉が浮かんできたので、今の私の潜在意識には「ユング」理論がそれなりのウエイトをもって存在しているのかもしれません。
そう、私は心理学を学ぶというより、自分の中に眠っているらしい心理学のエッセンスをその時その時に応じて「直感」や「直観」を使って引き出す、という方法論をとっているみたいです。
その辺が私の特徴、個性のあらわれなのかもしれませんね。
どうやらユング理論との共通項があるようだ、と感じたのは今年の頭のことです、それまでユングという名前は知っていてもユング理論に意識的に取り組んだことは一度もありませんでした。自然に繋がってくれていた感じです、私の潜在意識の中で。
ただ私はのめりこむとトコトンはまるタイプなので、ユング理論をあえて必死に学ぼうとは思いません、出て来てくれるのならそれくらいでちょうど良いという感覚です。
いずれにしても宇宙への信頼へのスイッチがやっと解禁された様子です。
おそらく私は今まで自分自身にも信頼を寄せ切れていなかった。
さらに言うのなら自分自身を嫌いだったのではないでしょうか。
自分を大好き、と感じるために自分を大嫌いというエネルギーを存分に活用した。
この手の仕組みが自分なりにみえてきました、すると今度は「ネガティブ」ちゃんが大好きになってくるんです、なぜならそれに気づくことで大きな「ポジティブ」ちゃんが出現してくれるから。
ふと思ったのです、ポジティブとネガティブ。攻撃性と受容性にも置き換えられるのかな、と。
すべてのポジティブが攻撃性ではないし、すべてのネガティブが受容性でもありません、そんな側面もあるのかな、程度です。
例えばポジティブが攻撃性だとして、もしかしたら何かをブロックすることも実は攻撃性の一部かもしれません。
相手を攻撃したり、ブロックしたりばかりでは自分が疲れますし、また大きなアンバランスを生み出してしまいます。
やはり、受容としてのネガティブも必要。
ポジティブもネガティブもあってのバランス感覚ですね。
ポジティブ・シンキングは実は混乱を膨らますだけだ、という説もあるくらいです。
なんでも「ほどほど」。
片方だけの真実なんてあり得ないんだから。
が今の私の一つの結論です。
今後もこれが真理になるかどうかは別にして。
宇宙への全幅の信頼は意外にも宇宙なんて信頼できないという宇宙への拒絶感覚が導いてくれたもののようです。
ポジティブにもネガティブにも同じ分だけ愛と感謝を。