本日連投。
人間って進歩するんだな、ときょう実感させてもらえました。
ある本を読んだんです、その本が届いた時、ビックリ。
実は数カ月前に読んだばかりの本でした。
その頃私は自己流断捨離熱に浮かされていたので(笑)、
読んだ本はほとんどすぐに処分してしまったのです、
よっぽど気にいった本でない限り、すぐに循環させた方が良いと複数の著者さんが言っていたから。
そして私自身もそう感じることができたから。
元々本との縁は波がある方で、
トコトン読書三昧の波、全然読みませんの波、結構極端です。
ここのところは小説を読むことがめっきりと減り、いわゆる自己啓発チックなものに傾注気味でした、自己啓発、好きではないのに。
もう、この辺、グショグショです、なんとなくカウンセリングに役立つかも、という意識が働いているような気はしています。
それにやはり、自分自身に向き合う中で、ちょっと不安が出てくることもあったんでしょうね。
で、二冊目となった、同じ内容の本を読んでみたら。
一度目よりもしっくりくるんです、そのご著者の方のスケール感がなんとなく感じられる。
Amazonのレビューなどをみると、「セミナーありきの本」などの評価もあって、確かに最初に読んだ時は私も少しそれは感じました。
ところが今回はひっかからないのです、良い意味で。
セミナーへの誘導はほんの数ページです、そしてこの方はセミナーに自信をもっていらっしゃるんでしょう、私はセミナーにはまったくといっていいほど興味がないタイプなので、これくらいの誘導はいいんじゃない ? というか自然な流れで出て来た感じがしました。
さらに感じたのは、自己啓発ってそもそもセミナー系がほとんどですよね。それってセミナーに出たい方がたくさんいらっしゃることの現象化ではないでしょうか。
そもそも自分自身の啓発って、本来は人に引っ張ってもらうものではないのでは、と私は個人的に感じています。それでもその傾向の本を読んでいるところに、完全なる自己矛盾があって。
いずれにしてもニーズがあるから供給の事実が生まれる、それだけのこと。
セミナーに行きたくなければ、セミナーありきの情報の部分だけスルーしてしまえばいい。
さらにもしかしたら、なんですけど、私自身もセミナーをしたいのかな、セミナーに対して肯定的な意識がわいてきたのかな、とまったく個人的にそう思えました。
進歩。
完全にそう思うことができたのです。
私が自己啓発が好きではないのは、ゴースト・ライター時代の経験があるからだと自己分析。でも本ってある意味、どんなジャンルでも自己啓発の視点に繋がるものなのかもしれません。
私の書かせてもらっている本だって、みる方によっては、大きな気づきとか人生観変わっちゃいました、みたいなそんな刺激もあるのではないでしょうか、あえて「自己啓発」を意識しなくても。
この辺の気づき、発見が嬉しくて仕方ありません。
私たちはそもそもが「媒体」です、私たちの命そのものが「媒体」。
物書きというのは、それをさらに見やすく、わかりやすくするために言葉を使って、文字通り何かの媒体にそのエネルギーをのせます。そこにビジュアルが組み込まれることもあるし、当然自分だけのエネルギーだけではない「媒体」が生まれていきます。
当エッセイのように、編集者さんの色すらつけられないオリジナル・エネルギーというのは、実はものすごく貴重なモノなんだな、と再確認。
ふむふむ、こうやっていろいろなところに目が拡がり始めています。
自己啓発、いや、で止まっていたのでは進歩はないんですね。
実はきょうの本はAmazonで「中古」を買いました。
私は普段は著者の方に敬意を表して、新しい本しか買わないようにしています。
ところがその本だけ、「中古にしてみようかな」と感じて、探してみたら、なんと、著者さんのサイン入り、だというのが見つかったのです。
今までそういうことも「ミーハーだな」と感じる、屈折傾向の自分がいたのに。
でも、実際サインをみたら、なぜか嬉しくなってしまったんです、その著者さんの何かに触れたような気がして。
そのせいなのでしょうか、中身もグングンと引っ張られる感じがしました。
だからと言って、その著者さんの大ファンというわけではありません、けれど本の内容はかなりの感じで気に入りました、今の私には響きまくりでした。
本との出逢いも一期一会です。前回の出逢いの時にはまだ私の心が閉じていたのかもしれません。今回はその著者の方のスケール感に響く何かが自分の中に芽生えてくれているのかもしれません。
ものすごく嬉しくなりました、この本は手元に置いて何回も読み直そうと思います。
金銭的にはほぼ二冊分のお金がかかったけれど、なんとなくそれ以上の価値をいただいたような気分です、こうやって自分に必要なものはきちんと天が届けてくれるのですね、最適なタイミングで。
人や本など、さまざまなモノゴトに「ジャッジ」をしていた自分。今回は「ジャッジ」を卒業できたよ、という感覚つきでした。
ということは自己肯定が高まったよ、ということでしょうか。なんかね、セミナーに参加させてもらったくらいの「自己変容」が感じられるのです。もしかしたらこの本、セミナーの現場でサインされたもの ? だとしたら著者の方のエネルギーは「セミナー・モード」だったということかもしれません。
私もセミナーを開いて、そこでサインさせてもらって。
そんな日が近いのかしら、と誇大妄想気味な自分もたまにはいいもんです。それくらいのエネルギーを感じました、この本に。
ありがとう、この本を手放してくださったあなた、に幸多かれ !
やっぱり本って素晴らしいですよね、きちんと著者さんのエネルギーが届けられるのだから。