被災7年目の気づき、8年目への移行

きのう、スピリチュアルとの距離感が変わりました。

 

スピリチュアルとのおつきあいは大体10年くらいでしょうか。

いよいよ、となったのは東日本大震災で被災してからです。

 

震災の後、どうしたらいいのかわからず、何かできることはないのか調べまくったところ、祈りも力になるとの記事にたどり着いたのです。

祈りは意をのせる、という意味があるらしく、私の解釈では心のエネルギーがのせられる、とそんな気持ちになりました。

 

その記事を見つけて以来、毎日瞑想をし続けました。

YouTubeで探したら、東北への癒しを意図したヒーリング動画なるものが見つかって、それを観ながら毎日毎日瞑想し続けたのです。

 

時には丸一日瞑想をしていることもありました。

それくらいしかできない、という強い想いがあったからなんでしょうね。

 

「何もできない」という自己否定。

「そんな私でもできることはあった」という一見自己肯定。

 

けれどそれは本当は自己否定を強めただけだったようです。今、やっとわかりました。

 

主人には文句を言われ続けました。それでも何かしなければどうにも気がおさまらず、私自身の被災体験ももちろんですが、やはりあまりにも大きすぎた震災ダメージに心が痛み続けていたからです。

 

そしてきのう。震災直後に食事に行ったお店に行きました。あの時わが家はお水が止まり、下水も使えず、お料理などできる状態ではありませんでした。備蓄の備の字もなかったわが家では、安全なところまで車を走らせて、そこで食事をするしかなかったのです。

 

きのう行ったお店はそんなお店の一つです。

 

その後、一回も足を運ぶことはなかった。

私の中ではあの震災は大きなトラウマになっていて、一時はそれと関連したところへはどこにも行けなくなってしまったほど。

 

わが家のそばには私の大好きな海の公園があるのですが、その公園に足を運べたのも、確か震災から三年くらい経った頃です。

海の対岸にある工場群は、震災で大爆発が起き、有害ガスが一瞬にして放出され、対岸のこちらにも到達したとのニュースが流れていたためです。

 

そういう震災のトラウマを一つずつ手放し、お蔭さまで今ではすっかり普通の生活に戻っていますが、きのうはたまたま主人が休みの日だったのでランチに、かのお店に行こうと私の方から言いました。自然にその言葉が口から出ていました、まったく無意識のうちに。

 

お店に入った瞬間思いました、そっか、やっと震災のトラウマの最終解放だ、と。

 

震災直後から私はかなりの勢いでスピリチュアル的なことに傾注してきました。

けれどそのスタートは「恐怖」だったのだと、きのう、やっと自分の本質が確認できたのです。

さらに正確に言うのなら、「恐怖心からの回避、あるいは逃避」でした。

 

スピリチュアルとスピリチュアリティーは本来別物です、日本ではなぜか一緒にされていることが少なくないようです。

 

以下、あくまでも私の認識ですがスピリチュアルは、どちらかというとサイキック能力だったり、それに関わるメソッドやツール類だったりを意味しています。

スピリチュアリティーとは、霊性進化に関わる、もっと根幹のところ、宇宙との一体化や魂の繋がり感のようなものを意味します。

 

こう書くとおわかりいただけるかもしれません、後者は実は特別なものではなく、誰もがそのまっただ中で生きています。それを認識するかしないかの違いがあるだけ。

 

一方前者はどちらかというと「霊能力」や「霊」そのものに関連したものごと、少しバクッとし過ぎていますが、一般に「オカルト」と呼ばれる類の世界のものたちです。ここでの「オカルト」に否定的概念はありません、目に視えない世界の表現方法のひとつしての「オカルト」です。

 

私はスピリチュアルなグッズはすでに卒業させってもらっていますが、それでも瞑想したり、またヒーリングをしたり、考え方の軸が物質よりは精神面優位が続いていました。私にとってのスピリチュアルが本来のスピリチュアルと同じものなのか、あるいはスピリチュアリティーとの明確な差はわかりにくいところですが、いずれにしても、ある意味特別感のあるスピリチュアルは卒業となりました。

 

スピリチュアリティーはすでに偏在している世界のことです、ただ在る世界のこと。森羅万象すべてに共通する概念、あるいは存在意義そのもののことです。

 

瞑想は続けていくと思いますが、今までのように長時間ということはなくなるはずです。その他、精神面よりの思考もおそらく物質面に戻ります。もっとダイレクトに「生きる喜び」ということに目を向けるようになるのかもしれません。もちろん精神面を否定するのではありません、精神面、物質面共に、対等に、フラットに、ということになるでしょう。

 

ふと思い出したのですが、確か私たち人間の細胞は7年間ですべて生まれ変わる、という考え方があったはず。調べなおしていないので記憶違いかもしれませんが。

 

震災からちょうど丸7年が経ちますね、まもなく。

 

ということは、私の細胞は7年間かけてリセットしてもらえたことにならないでしょうか。

 

まったくの検討違いの考え方だったとしても、なんとなく、この流れははじめから計画されていたもののような気がします。

 

7年前、あの震災が起きる前の私の意識に近づくのか、それともまったく別ものへと生まれ変わっているのか、いずれにしても記憶がゼロになったわけではありません、けれど意識の記憶はかなり塗り替えられたのではないかと、自分のことながらこれからのことがものすごく楽しみになりました。

 

実は感じていたんです、地球の波動が上昇しているのだから、無理に波動を高めようとしなくてもすでに私たちは波動が上昇しているのではないか、そしてこれからはむしろ波動上昇でフラフラしないためにもグラウンディングこそが大切になるのではないかと。

 

グラウンデイングは特別なことではありません、ただ目の前のものごとに集中する、いまここのこの感覚を味わうことに喜びを感じる、自分の中に詰まっているすべてに愛と感謝を向ける、その内なる光を誠実に放射しながら粛々と淡々と生きる、それがグラウディングの真意です。あえてヒーリング的に考えればマザー・アースのエネルギーと繋がることでグラウンディングのサポートになるでしょう。サポートです、グラウンディングは私たち一人一人が自分の意識を定位置に定着しようとすることによってなされるものなのかもしれませんから。てっとり早いところでは、ただ歩く、ひたすら歩く。何も考えずに歩く。それだけで地球と同調するタイミングが増えるからです。

 

この手の考え方を他の方がしている、という確証はありません。

もしかしたらそう感じていてもあえて発信されていないだけなのかもしれません。

 

すべて「感覚」の世界に入りました。

これからは霊能力や霊は特殊なものではなくなり、すべての人が自分の霊能力に目覚め始めるはずです。すでに気づいていらっしゃる方もたくさんあるかもしれませんね。

 

私は瞑想を続けたことによって確かにサイキックな能力が目覚め始めました。

 

けれどサイキック能力と霊性は必ずしも=ではないという考え方に共感していたため、これは霊性進化によるものではなく、単に地球の波動の上昇の影響を受けていただけ、と感じていました。

それでも時に慢心がピョコピョコと顔を出そうとしていたのも事実です。

 

ここで「7年目」のスピリチュアル・リセットをします。

 

今までより以上に地に足のついた生活を心がけようと。いえ、心がけなくても自然にそういうところに導かれるんだろうと、そんな気さえしています。すでに私たちは本来あるべき所に戻ったのです。あとはそれを確信し、受け容れるだけ。

 

私の震災体験は、一旦終了です。終了というのも変ですが、次なるステージに入りました、意識のステージです。この次なる、は「上」という意味ではなく、単に「次」という意味です。階段のように一段一段、すべてに意味があります。三段飛ばし(笑)とか、多分その手のことは意味がありません。必ず後からその調整の「ダウン」が起こります。もちろん「ダウン」もいけないことではないのです。震災体験が記憶の中から消えることはありませんが、思考のフィルターは変わっていくのかもしれません、私の思考のフィルターから大きな淀みが抜けていきました、「恐怖」という淀みが「安心」だったり「自然」だったりに色合いを変えてくれるみたいです。

 

大きな、大きな変容の7年でした。

 

私の「恐怖心」の心の杖だったスピリチュアルに「ありがとう、お世話になりました。これからはまた新たな関係でのおつきあいですね」。

 

もちろん「恐怖心」が悪いわけではありません。私はその時に向き合う勇気がなかったけれど、あの「恐怖心」がなければ私のこの7年も存在しなかった。

 

すべての意識は私の宝です。

 

不思議なものですね。7年前、私に大きな揺らぎを与えたあの大地が、実は一番の私の友だったなんて。

一番、ではないか、すべてが最善の友ですもの、ね。

 

 

 

 

※ 追記

 

今後、すべてのヒーリングに関して、「マザー・アース」のエネルギーを組み入れることにしました。そうすることでそのヒーリング・エネルギーがより、その方、そのペット君に定着しやすくなるはずです。言葉が適切かどうかはわかりませんがヒーリング効率が上がるのでは、との判断です。

 

 

 

 

 

 

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