作家の私がなぜカウンセリングを始めたのか。不思議に感じられる方もあるかもしれませんね。私がパーソナル・サービスとしてのカウンセリングを始めたのは2014年のことです。それまでは私の本の読者さまに対してメール相談への対応をさせてもらっていました。
その数はかなり多く、パーソナル対応の必要性を感じていました。
ペット君が急に具合が悪くなった。
獣医さんから見放された。
ごはんをまったく食べないなどなどなど……。
本来なら獣医さんに相談するところ、みなさま困って私にご相談をくださいました。
私も同じ「飼い主」ですから、そのお気持ちが痛いほどよくわかります。生半可なお返事は差し上げられません。医学的に説明が必要な時などは、懇意にしてくださっているホリスティック獣医さんに確認するなどして、できるだけママさんの気持ちの負担が少なくできるようにお返事させてもらいました。
相手は「命あるもの」、土曜日も日曜日も関係ありません。時には夜遅くにお電話をくださる方もありました。
そんな対応を8年ほど続けさせてもらって来たでしょうか。
そして昨年。お友達とヒーリングアートの個展を観に行った時のこと。
「お話し会」
という言葉が突然、降りてきました。光の世界の住人となった愛猫・海からのメッセージです。
お話し会、なんだろう ? セミナーのことかな ?
あ、もしかしてペットロスで苦しんでいる方とのお話し会 ?
いろいろと頭の中に意識がわいて来た時、
「あ、カウンセリングだ」
と。もっとも当時「カウンセリング」をしっかり理解できてはいませんでした。その内容を、上述のホリスティック獣医さんが私とのお電話のやり取りの中で導いてくださったのです。
カウンセリングと言っても私は資格をもっていないし、どうしたらいいんだろう。
「獣医さんやカウンセリングの専門家ではない阿部さんだからこそ、相談したいという方がいらっしゃるんですよ」と背中を押してもいただき、決心がつきました。
そんな折り、ご近所のマンションのペット愛好会の方がお声をかけてくださり、「犬猫ちゃんのごはん教室」を開催してくださいました。
これが思いのほかご好評で、あ、こういうことなんだな、と。
私はそれまで執筆をメインとした作家活動を続けてきましたが、もっと、よりパーソナルなお付き合いを望んでくださる方がたくさんいることに気付きました。
「お料理教室」は楽しい反面、準備にも時間がかかり、また出張など、移動の手間も大変です。その間、執筆から離れなければなりません。
私は作家です、執筆メインの展開方法はないものか、そんなことを考えていたら
「お電話カウンセリング」
という形が浮かんできました。これなら執筆とのかけもちでも十分に対応できます。
そこで私のメールマガジンの読者さま限定で「お電話カウンセリング」をはじめさせていただきました。
うまくいくのかどうか、とっても不安な中でのスタートです。ところがいざふたを開けてみると、みなさま、不思議なほどに癒されてくださったのです。
同時にヒーリングができたらいいな、と思って試しに自己流でやってみたら、なんとヒーリングもできてしまいました。
そんなこんなで愛猫・海の降ろして来た「お話し会」というテーマは、至福の~【わ・カウンセリング】という形におさまり、たくさんの方に喜んでいただける「癒しカウンセリング」となっていきました。
お電話カウンセリングですから、お客さまとのスケジュール調整もスムーズにすみ、何より私は自宅で対応させていただけるので、快適な空間の中でより自然なカウンセリングをさせてもらえる状況になっています。カウンセリングはエネルギーを交換するものですからお互いのリラックスが何よりも大切になってきます。
【わ・カウンセリング】、最初のご依頼をいただいた時、海はこう言いました。
「自分のことだと思って対応させてもらいニャさい」と。
ご相談者さまのお悩みは他人事ではなく、自分の課題なんだと、そう思って取り組みなさい、という意味の言葉です。
お蔭さまでご相談者さまは、リピーターさまも含めてかなり増えて来ています。最近はヒーリング時だけでなく、カウンセリング時にも高次の存在のサポートを感じられることが増えました。何よりカウンセリングをさせていただくことで、私自身も癒されていることを実感させてもらっています。
海からもらった言葉を胸に、カウンセリングさせていただく喜びが日に日に膨らんでくるのを感じています。